■グリーンの起伏が分からない人は加齢黄斑変性を疑って!
「黄斑(おうはん)」というのは網膜の中心にある部分で、視力機能の中枢を担っている。加齢により黄斑にシミができ、視界が歪んだり、視界の中心が暗く見えたりするのが加齢黄斑変性だ。平らなグリーンなのにうねって見える、グリーンやフェアウェイの起伏が見えにくいと感じたら、危険信号。リスクが高いのは高齢者、男性、喫煙者。遺伝的要素もあるので、家族が加齢黄斑変性という人は気を付けたい。
【チェック&対策】
加齢黄斑変性が厄介なのは、片目ずつ発症するため気付きにくい点。進行すると失明の恐れもある。月に1回程度、カレンダーやタイルなど、格子状のマス目を、片目ずつ見てチェックしよう。マス目が歪んで見えたり中心が暗く見えたりしたら眼科を受診すること。目薬や注射など、進行を止めたり遅らせる治療を受けられる。