ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

女子プロが空前の結婚ラッシュ! 産休制度や託児所の整備で結婚=引退ではなくなった

女子プロが空前の結婚ラッシュ! 産休制度や託児所の整備で結婚=引退ではなくなった

大谷翔平の結婚報道が世間で話題になっているが、ゴルフ界ではお年頃の女子プロたちの結婚ラッシュも。

配信日時:2024年3月25日 14時30分

藤田光里は今年2月にSNSで結婚を発表し、現役続行も表明
藤田光里は今年2月にSNSで結婚を発表し、現役続行も表明 (撮影:鈴木祥)
結婚指輪をうれしそうに見せる藤田光里
江澤亜弥は今年2月14日にSNSで年上の一般人と結婚を発表
柏原明日架も2月にSNSで結婚報告。今季3戦目では4位に入った
31歳の森美穂は昨年8月に入籍。今年1月には挙式を行った
木戸愛は同い年のプロゴルファー・神農洋平と昨年8月に入籍
1 / 5
結婚指輪をうれしそうに見せる藤田光里 (撮影:ALBA)

世間では大谷翔平の結婚報道が話題を集めているが、女子プロゴルファーも結婚ラッシュが続いている。2023年から2024年にかけて結婚を公にしたプロは、木戸愛、藤田光里、柏原明日架、松森彩夏、新海美優、東浩子、江澤亜弥、安田彩乃、森美穂……となかなか多い。

プレー中は厳しい表情を見せることが多いプロたちが、周囲から祝福され満面の笑みを浮かべる写真をSNSなどで見た方も多いことだろう。パートナーと入籍するかしないか、出産をどうするか。ライフスタイルの多様化は日本でもどんどん進んでいる。
 
いつ、どんなタイミングでどんな人生の選択をするのかは、男も女も人それぞれだ。ただ、子供を持つことを考えると出産という役割のある女性は、一定期間仕事にブランクが生じざるを得ない。体が資本のアスリートであればなおさらだ。
 
日本の初婚年齢の平均は、22年で男性31.1歳、女性が29.7歳(厚生労働省人口動態調査)。前述の女子プロたちの現在の年齢は28歳から34歳。まさに平均初婚年齢に近いことが分かる。
 
かつて女子プロゴルファーが結婚するには高いハードルがあった。「女性は家にいて家事をするもの」という今では信じられない感覚が日本にはびこっていたことが大きな原因だ。例えば、女子プロゴルファーが結婚した後の取材で「旦那さんの食事はどうするの?」などととんでもない質問が当たり前のように出るような状況だった。
 
女性が自分中心の生活を送ったり、出張の多い仕事に就くのが難しかった時代は終わり、女子プロゴルファーが結婚し、その後も仕事を続けるのが当たり前になった。ただ、もう少し堀り下げてみると、ツアー周辺の環境が整ってきたという理由も見えてくる。
 
「自分の場合は結婚して子供ができてもゴルフを続けていきたいなと思っていました。ツアーに託児所ができたり、産休制度がシード選手以外にも広がったことは大きいですね」。こう話してくれたのは29歳で結婚を決めた藤田光里だ。
 
昨年からツアー会場での託児所をツアーが設置し、その機会が増えた。当事者たちの声を聞いて産休制度(出産日から起算して36か月を限度として産休が認められ、復帰時は産休開始日に有していた出場資格とほぼ同等の出場資格が与えられる)を広げるなど、女性の団体として当たり前のことをJLPGAが遅まきながら始めたことが、プロたちの人生の幅を広げている。(清流舎/小川淳子)
 
◇ ◇ ◇
 
●同伴者と6時間近く一緒に過ごすゴルフでは、空気を読まないといけないシーンが多数存在する。アナタに非がなくても相手の地雷を踏んでしまう可能性も……。関連記事【同伴者のスカートの中が見えそう!「こんなとき、どうする?」】

ゴルフライフ 週間アクセスランキング


おすすめコンテンツ

関連サイト