月々1万円が10年後には300万円に!? 金融初心者にオススメなのは「積立型の投資信託」
リタイア後は「夢のゴルフ三昧生活」をもくろむ40代サラリーマンのゴルフ雑誌編集者K。でもそれにはやっぱりおカネが必要だ。今回は初心者でも手を出しやすい『投資信託』について、美人トレーダー・若林史江さんに聞いた。
配信日時:2024年1月25日 09時19分
リタイア後は「夢のゴルフ三昧生活」をもくろむ40代サラリーマンのゴルフ雑誌編集者K。でもそれにはやっぱりおカネが必要だ。新NISAやiDeCo等々、巷には資産運用についての情報が溢れているが、金融初心者Kにはちょっとハードルが高いのもまた事実。今回は初心者でも手を出しやすい『投資信託』について、美人トレーダー・若林史江さんに聞いた。
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ーー金融については疎いのですが……こんな自分でも今からおカネを貯められる方法をやさしく教えてください。
「Kさんにオススメしたいのは投資信託。たくさんの投資家から集めたお金を運用のプロが株や債券などに投資して利益を上げ、それを投資家に還元するもので、投信、ファンドともいわれます」
――プロがやってくれるんですね。
「集めたお金を運用するので、個人では手が届かないような高額な投資対象や、海外の金融商品への投資にも参加できるようになります。投資商品のなかでも比較的リスクが少なく、利回りも預貯金よりは期待できますが、元本が保証されていません。損するリスクがあることは覚えておいてください」
――分かりました。でも、いくらぐらいから始めればいいのか? リスクもあると聞くと、大金は出したくない気も……。
「投資信託の買い方には一度にまとまった金額で購入する一括投資と、一定の金額を定期的に入金していく積立投資の2通りがあり、自分に合った方法を選べます。といっても一括投資はまとまったお金が必要ですし、どのタイミングで始めるかの見極めも難しいので、初心者は積立型の投資信託がいいでしょうね。積立設定をしておけば、毎月決められた日に設定金額分の投資信託が自動で購入されます。しかもこの積立投信、銀行や大手証券会社では毎月1,000円から、ネット証券会社なら毎月100円から始められるんです。短期間で大きな利益を上げるのは難しいですが、将来のゴルフ資金作りにはいい方法です」
――なんだかやれそうな気がしてきました。
「ちょっと頑張って月1万円ずつ積み立てていくと5年後、10年後はどうなるか。人気の高い銘柄を、過去の運用実績をもとにシミュレーションしたデータがあるので紹介しましょう。月1万円なので5年後の元本は60万円ですよね。それが『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』というファンドに投資したら99万7,471円に、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』では100万4,172円になったんです。10年間続けた場合だと、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は元本120万円が315万2,776円に、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』では312万8,295円になりました。5年間で60万円が100万円ということは当初の元本の約67%増、10年間では約160%増になる計算です(楽天・全米株式インデックスファンドの計算)。すべての投資信託がこのような結果を出せるわけではないものの、なかなかの数字でしょ? また、これには手数料や税金は含んでいませんが、オススメですよ」
■若林史江
20歳で株式投資を始めた元祖・美人トレーダー。近著に『証券口座の開き方から教えます! 投資の学校 1年生1学期』(宝島社)。TOKYO MX『5時に夢中!』出演中。ゴルフ歴23年、ベスト76
お父さんゴルファーの『錬金術』