桜ゴルフマーケット情報 第三十七回 [2023年8月24日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年8月24日 01時00分
関東圏主要地区のすべてが値上がり
● 値上がり率トップは山梨、+14.0%と突出した伸び。コロナ禍以降上位の常連、今年もリゾート人気健在
● 2位の栃木(+10.0%)は日光の値上がりが貢献
● 3位:茨城、4位:埼玉は出遅れた名門の相場上昇
● 東京、千葉、群馬は平均を下回るも値上がりで推移
● 相場過熱感のある高額銘柄には売りも目立つが割安感が強い銘柄を中心に買い需要は旺盛
今年1~7月の関東圏平均相場は4.5%の値上がりとなりましたが、主要地区(1都8県)別に見ると、すべての地区において平均相場が値上がり状態で推移しています。地区によって相場推移の様子は異なりますが、総じて名門やリゾートコースが値上がりを牽引しているのが大きな特徴です。
値上がり率のトップは山梨(+14.4%)で、昨年(+11.2%)に次いで高水準な伸びとなっており、コロナ禍以降の上位常連地区となっています。人気コースのメイプルポイントや河口湖、富士レイクサイドが堅調に値上がりし、今年も続くリゾートコース人気がうかがえます。
第2位の栃木は、リゾート人気の日光が顕著な値上がりをみせ、地区相場を牽引しました。第3位の茨城、第4位の埼玉は、共に出遅れていた銘柄(茨城:大利根・龍ヶ崎、埼玉:狭山・飯能)が大きく値上がりし、地区相場の底上げに貢献しました。
神奈川では相変わらず品薄状態の磯子、今年に入り大幅な値上がりをみせている箱根、過熱状態で一旦落ち着いた後、再び買いが集まる相模原の伸びが目立ちます。静岡は動きが多くないものの値下がりも少なく、平均を上回る安定した推移をみせました。
一方、東京・千葉・群馬の値上がり率は平均を下回ったものの、年初比ではプラスを維持しました。東京では東京よみうり・八王子・府中、千葉では鷹之台・千葉Cの値上がりが目立っています。
高額銘柄の中には、これまで大幅に値上がった反動でマーケットに売りが目立つコースもありますが、割安感のあるコースには買いが多く集まっており、旺盛な買い需要は健在です。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
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