おやじゴルフニュース「ゴルフの向上は、いかにきっかけをつかむかが大事」
ゴルフはそこそこそのキャリアを積んでいくと、マンネリや金欠、はたまた体の痛みなどさまざまな問題を抱えながら続けてゆくこととなります。そのとき感じているのは、ゴルフ道を極めようとガムシャラに目指していた目標を失う虚無感。ここらでひと息入れてみませんか。コラムニスト木村和久が、エンジョイゴルフの本質と核心、そしてこれからどうやってゴルフ生活を楽しんでいけばいいのかを提案し、マンガ家・とがしやすたかのイラストと共に旬なゴルフ情報をお届けします。
配信日時:2024年8月6日 02時15分
渋野日向子選手が、勢いを取り戻しつつあるようです。2019年のAIG全英女子オープンで優勝して以来、メジャーチャンプの称号が逆にプレッシャーとなったのか? しばらく上位で活躍していませんでした。ところが今年になって復調傾向に。全米女子オープン2位となり、完全復活を遂げました。その後の試合でも上位に食い込む活躍ぶりです。
復活したのは日々の精進はもちろんですが、クラブやスイング、スタッフ、練習環境を変えたなど、何かきっかけをつかむ事をやったと思われます。我々もシブコにあやかりたいなあ。というわけでおやじのバウンスバック、何かできっかけをつかみ、復活の狼煙をあげようではありませんか。
さてどんなきっかけがあるか、いろいろ調べてみました、紹介しましょう。
1)新しいグッズ&ギアを買う
おやじのささやかな楽しみは、新しいゴルフグッズやギアの購入です。例えば新しいボールやグローブを買った、夏対策でアイスバッグ(氷嚢)を使ってみる。そういうことだけでも、俄然ゴルフに行きたくなります。
ただ毎回小ネタを見つけてゴルフに行くのも、しんどいなあ。そう思ったら、一気に大ネタで勝負をかけてみるのもアリです。ずばり、新しいドライバーに変えるのはどうでしょう。ニュードライバーは、キャバクラじゃニューボトルぐらいインパクトがありますよ~って、そういうこと?
ドライバーは主砲と言われるくらいですから、かなり目立つ存在です。だからスタートのとき、誰かがめざとく見つけて「おっニュークラブ買ったね」とリアクションされることも。
ただみんなの注目を浴びたのはいいのですが、ちゃんとした結果を残さないといけません。最新のドライバーは結構なお値段、だから失敗しない買い方をしたいです。買う前に何度も試打して、時間をかけて吟味しましょう。
だから最初に行くべきところは、量販店やショップじゃなくて、試打クラブが揃っている大きめのドライビングレンジだと思います。昔、ショップの鳥カゴの試打だけでドライバーを買って、大失敗したことがありました。そこはマジで注意です。
ドライバーの新調に成功すれば、練習場やコースに頻繁に足を運び、スコアもアップすることでしょう。同伴メンバーからも、なかなか良い買い物をしたねと、一目置かれる存在になります。相乗効果は計り知れません。
2)押しかけ弟子入り作戦
ゴルフに誘われれば、いろんな人と出会う機会があります。その中で飛距離は自分とたいして変わらないが、80台中頃のスコアでまとめてくる人がたまにいますよね。そういう人で物腰が柔らかそうなら「うまくなるコツを知りたいので、今度機会があったら一緒に回ってくれませんか」と、プチ弟子入りをしてみるのもアリです。
人間って慕われると悪い気はしません。大概の場合はふたつ返事で、オーケーしてくれるはず。このとき、決して飛ばし屋にはつかないことです。飛距離が違い過ぎると全く参考になりませんからね。
3)馬の鼻先に人参作戦
理想は若くて綺麗な女性に「ゴルフ覚えたてなんです~教えて下さい」と言われ、発奮するのが上達の近道です。しかし、現実的にはありえないので、これは妄想の中だけにしておきましょう。
異性との出会いで頑張るパターンは、女性インストラクターがいるドライビングレンジ、あるいは街中のゴルフスタジオです。
一般的には男性の先生が多いので、お試しでレッスンを受け、そこで女性の先生だったら通ってみる、それしかないですね。気分的には映画「Shall weダンス?」の世界に近いでしょうか。自分が役所広司になったつもりで、美人な先生との淡い恋に浸りますかね?
あとネットでメンバーを集めているゴルフサークル、これも外から見ると楽しそうに見えますが、実際は可愛いコの取り合いでしょう。そもそもサークルの主催者は、素敵な女性と知り合えるから始めているわけで、それを新参者が後からやって来て、持っていくことはほぼありえません。
もしサークルでモテたいなら、1回サークルに入って仕組みを勉強して、ノウハウだけ頂く。そして新たに自分がサークルを興せばいいのです。でもねえサークルの発起人になると、モテるかも知れませんが、もうモテた段階で、ゴルフの腕前はどうでもよくなります。本末転倒にならないように気をつけましょう。
4)刺激を求めて試合観戦
人それぞれ何が発奮材料になるか分かりませんが、スター選手を見にトーナメント会場へ行くのはありです。
2001年にゴルフのワールドカップが、太平洋クラブ御殿場コースで開催されました。そのときはタイガー・ウッズがデビッド・デュバルと組んで参戦し、丸山茂樹&伊沢利光組とバトルを展開しました。あのラウンドはえらく感動しましたね。
日本勢のドライバーの飛距離は、タイガーに負けていなかったですよ。小柄な日本勢はもの凄く奮闘したと思います。
ほか全盛期のジャンボ尾崎のドライバーショットを見に行ったことがあります。今で言うと大谷選手のホームランみたいな感じですか。ジャンボのショットだけ音が違うし、ボールがミサイルみたいに飛んで行くのにあんぐりでした。
試合を見に行くと、フェアウェイを歩いているのは選手のみって、当たり前ですけどね。日頃ゴルフ場では自分が主役でラウンドしてるでしょう。なのにトーナメントは高いお金を払って、ロープの外のギャラリーですから。あ~自分も打ちたい、なんで時間をかけてゴルフ場まで来て、ラウンドが出来ないんだと嘆く人が多いですね。
だから試合観戦後、無性にゴルフをしたくなる。いいきっかけづくりが出来るというものです。
5)ゴルフ旅やひとりゴルフ、コンペなど
井上誠一や上田治などの名設計家が作ったコースを回ってみるのも、良い刺激になると思います。一見浪費に見えるゴルフ旅行やコンペなどですが、どこに出会いが転がっているか分かりません。
以前ひとりゴルフでラウンドしたとき、エージシュートを頻繁に出しているおじいちゃんと一緒になり、なかなか素敵なゴルフライフを送っているなと感心したものです。
だからオープンコンペやひとりゴルフなどに参加し、みんなゴルフとどう向き合っているかを探るのもアリです。とにかくいつものルーティンでゴルフに行かないこと。工夫してちょっと変わった方法でゴルフにアプローチしましょうかね。
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