アダム・スコット基準ともいえる優れた機能性
アダム・スコットがツアーで着用することでも知られるユニクロのポロシャツ。愛用するゴルファーも多い人気のウェアだが、その新作が発売された。今回もアダム・スコットが求める機能性やデザインに応えたこだわりの1着となっている。
このポロシャツが重視するのはまず機能性。アダム・スコットはもちろん、すべてのアマチュアゴルファーのパフォーマンスをパーフェクトにサポートする存在でなくてはならない。その最大の特徴が商品名にもなっている“ドライEX”素材だ。
吸汗速乾を謳う機能タグをつけたポロシャツは数多い。だがこのポロシャツに用いられる、表裏でポリエステルとナイロンに使い分けられた“ドライEX”素材は、汗を素早く吸収するだけでなく、吸収後の乾きの早さに圧倒的なアドバンテージがある。いくら汗をしっかり吸収してくれても、すぐに乾かなければベタつきが残ってしまう。そのままでは不快なだけでなく、スイングの妨げとなり、汗冷えにもつながってしまう。この“ドライEX”素材がもたらすの格別なサラサラ感は、夏に向けて頼りになるはずだ。
さらに人体工学に基づき、汗をかきやすい部分にはメッシュ素材を採用することで通気性を高めている。とりわけ発汗量が多いとされる首の後ろや脇、背中の中心部分は、さらに高機能なメッシュを用いて通気性に配慮する。“ドライEX”素材特性とこの優れた通気性の相乗効果によって、ゴルファーを悩ませる煩わしい汗を完璧にマネージメントできる。
また袖つけも襟ぐりから袖口まで、斜めに切り替え線の入ったラグランスリーブとなっている。これは一般的なポロシャツに多く見られる、身頃のサイドに沿った袖つけ(セットインスリーブ)と比べて、肩や腕が動かしやすいのがもち味だ。そのためプレー中にストレスを感じることなく、力強いスイングをサポートしてくれる。
コースでしか着られないデザインではないのがユニクロらしさ
今回のドライEXポロシャツはネイビーとグレーの2色展開。デザインは長らくゴルファーから愛されてきたボーダー柄だ。だが昔ながらの定番ボーダー柄は安心感がある反面、どこかのっぺりとして、フラットなルックスになってしまいがちでもある。
だがこのドライEXポロシャツは、ボーダー柄らしいシンプルで上品な雰囲気を保ちながら、洗練されたモダンな印象も受ける。そこには巧みに計算されたデザインのワザがある。遠目には無地にも見えるトーナルのボーダー柄でも、さらに細かなボーダーをランダムに配することで、柄ゆきにメリハリを加えて、ボーダーが単調に見えないようにする工夫が凝らされているのだ。
さらに袖と身頃のボーダーがあえて不連続に縫製されているのも、実はポロシャツのデザインにグラデーション効果をもたせるためのアイデア。これによってスイングするとき、身体が捻じれていても、ボーダー柄が常にきれいに映えるようにするためでもある。
このドライEXポロシャツは、コースでよく目にするデザイン過多や色彩過剰なゴルフポロとは一線を画している。これはユニクロが提唱する“LifeWear”の流れを汲んでいるため。つまりコースで着るためだけのゴルフポロではなく、シンプルで上質な究極の普段着なのだ。
だがこの究極の普段着は、同時にアダム・スコットをも満足させるほどの、とびきりの機能を備えたゴルフウェアでもあるのだ。
●お問合せ先/ユニクロカスタマーセンター TEL.0120-170-296
静物撮影/蜂谷哲実