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    ティーイングエリアの種類やルールなど基本を解説!ティーイングエリアで上手く打つコツも紹介

    ゴルフ初心者や久しぶりにラウンドを回る方の中には、ティーイングエリアの種類やルールが曖昧な人もいると思います。ティーイングエリアは色で種類が分かれており、細かくルールが定められているのも特徴です。ルールを知らずにプレーするとスコアに影響するばかりか、マナー違反をしてしまう恐れもあります。そこで、本記事ではティーイングエリアの種類やルールについて解説します。ティーイングエリアで上手く打つコツも紹介するのでぜひ参考にしてください。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年6月4日 05時01分

    • ゴルフライフ
    • ルール&マナー
    目次 / index
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    1.ティーイングエリアの基本|色の違いや範囲

    ティーイングエリアとは、最初の1打を打つエリアのことです。2019年のルール改正で「ティーインググラウンド」から「ティーイングエリア」に名称変更されました。

    ティーイングエリアにはマーカーが設置されており、各色で距離の違いを表しています。ティーイングエリアが色分けされているのは、性別・年齢に関係なく一緒にゴルフを楽しむためです。距離が遠ければ遠いほど難易度が上がるので、実力に合わせたティーイングエリアの使用でハンデをつけられます。

    ティーイングエリアの色

    ティーイングエリアの色は基本的に以下の通りに分かれています。ただし、ゴルフ場によっては色やルールが異なることもあるので、ラウンドする前に公式サイト等で確認しておくといいでしょう。

    名称

    使用者

    レディースティ

    ジュニア・レディースが使用する。

    ゴルフを始めたばかりの初心者男性が使うことも。

    金・銀

    フロントティ

    飛距離に自信のないシニアが使用する。

    レギュラーティ

    ゴルフ経験者の一般男性が使用する。

    飛距離に自信のある女性が使うこともある。

    バックティ

    飛距離に自信のある男性が使用する。

    ゴルフ場によっては使用に事前の許可が必要な場合もある。

    チャンピオンティ

    競技用に使用する。

    アマチュアゴルファーが使うことはない。

    基本的にラウンド中は同じ色のティーイングエリアを継続して使用します。初心者男性の中でも飛距離に自信のない方はレディースティを使用するなど、実力に合わせたティーイングエリアを選びましょう。

    ティーイングエリアの範囲

    ティーイングエリアの幅は設置された2つのティマーカーの幅で、奥行きはコース側を先端として、ティマーカーから2クラブレングス以内です。

    クラブレングスとは、ラウンド中にプレーヤーが持っている14本(またはそれ以下)のクラブのうち、パター以外で最も長いクラブの長さを指します。多くの人はドライバーになるでしょう。

    ティーイングエリアの外側にボールをセットして打ってしまうとペナルティとして2打罰が課されます。なお、ティーイングエリアの内側にボールをセットすれば、体は外に出ていても問題ありません。

    ティショットを打つ順番

    ティショットはその前のホールで一番スコアが良かった人が打つのが基本です。最初に打つ人は英語で名誉を意味する「オナー」と呼ばれており、その言葉通りゴルフでは名誉なこととされています。

    ただしゲームを効率よく進めるために、準備が終わった人から打つことがルールでも認められています。オナーの準備が遅れており、安全が確保されている状況では、利便性や円滑な進行のために、オナーとメンバーに同意を得てから先に打つことは可能です。

    2.ティーイングエリアのルールQ&A

    ティーイングエリアの細かいルールについて、ケース別にQ&A形式でご紹介します。ラウンドを回る前にぜひ参考にしてください。

    ルールを全て覚えられなくても、分からない時は他のプレーヤーに確認するのも一つの手段です。ゴルフではプレー中に他プレーヤーにアドバイスを求めることは禁止されていますが、ルールの確認は問題ありません。

    Q1:ティショットを打つ前にライの状況を改善してもいい?

    ティショットを打つ前はプレー開始前のため、ライ(ボール周辺)の状況改善のために地面をならしてもルール違反にはなりません。

    Q2:素振りやアドレスでティからボールが落ちた場合は罰則がある?

    素振りやアドレスでティからボールが落ちた場合、ボールを打つ意思がないとみなされ罰則はありません。ただし、空振りの場合はボールを打つ意思があったとみなされ、罰則はありませんが1打としてカウントされます。

    ボール近くでの素振りは他のプレーヤーに打つ意思があると勘違いさせてしまうかもしれません。トラブル防止のためにも、素振りをする場合はボールから少し離れた位置で行うのがおすすめです。

    Q3:空振りした際にティから落ちたボールを戻してもいい?

    空振りした際にボールがティから落ちた場合、ボールがティーイングエリアから出ていなければ、ティに戻しても問題ありません。ただし1打としてカウントされるので、次に打つときは2打目からとなります。

    Q4:チョロを出してしまった。ボールがティーイングエリアから出てしまった場合はどうなる?

    ティショットでチョロを出してボールがティーイングエリアから出てしまった場合、ティの上にボールを戻せずボールがある位置から2打目を打つルールです。チョロをした打球がティーイングエリアから出なかった場合は、ティに乗せて2打目から打てます。

    Q5:ティーイングエリアを間違えて打ってしまった場合はどうなる?

    間違えたティーイングエリアからティショットを打ってしまった場合は2打罰が課されます。また、正しいティーイングエリアから打ち直さないと失格になります。

    例えば本来はレギュラーティから打つところを間違えてレディースティから打ってしまった場合は、レギュラーティから3打目としてティショットを打ち直します。

    Q6:ティーイングエリアから足がはみ出た状態でティショットしてもいい?

    ボールがティーイングエリアに入っていれば、体がティーイングエリアから出た状態で打っても問題ありません。

    反対に、ボールがティーイングエリアから出ている場合は体がティーイングエリアに収まっていてもルール違反です。ボールがティーイングエリアの外に出ているケースは「でべそ」と呼ばれ、2打罰が課されます。

    Q7:ティショットでOBした場合はどうすればいい?

    ティショットでOBした場合は1打罰がつきます。3打目から再度ティショットを打つか、特設ティがあるゴルフ場なら特設ティから指定打数として打ちます。

    OBとは「アウトオブバウンズ(プレーできる領域の境界外)」の頭文字を取ったもので、林の中などプレーができない場所にボールが飛んで行ってしまった状態です。

    ティショットでOBした場合、特設ティを活用するのがおすすめです。ゴルフには素早くプレーする「プレーファスト」という考え方があり、効率的なゲーム進行はマナーの一環です。初心者なら特に特設ティの活用がプレーファストに繋がります。

    ただし、特設ティが設置されていないゴルフ場もあるので、その場合は3打目から再度ティショットを打ちます。

    3.ティショットを上手く打つコツ

    ティショットを上手く打つコツを3つご紹介します。特に朝イチのティショットは、初心者はもちろん経験者でも緊張する瞬間ですが、コツをつかめばフェアウェイに向かってしっかり飛ばせるでしょう。ぜひ実践してみてください。

    分かりやすく正しいスパットを定める

    分かりやすく正しいスパットを定めるのがティショットのコツです。

    スパットとは、ボールを打ち出す方向(飛球線)の基準となる目印のことです。飛球線上にスパット(目印)を見つけ、ボールとスパットを結んだライン(スパットライン)を決めます。

    ティーイングエリア付近では、しばしば落ちている枯れ葉やディボット(芝の削れ)をスパットとして定めますが、このスパットが小さかったり目立ちにくかったりすると、構えた後に何をスパットにしたのか分からなくなってしまうことがあります。スパットが曖昧なままティショットを打つと、アドレスの向きが微妙にズレて球が曲がる原因になります。なるべく分かりやすいスパットを見つけて、構えた後に見失わないようにしましょう。

    ただし、スパットを探してスロープレーにならないよう注意が必要です。また、故意にモノを置く行為は規則違反なので、ちょうどよいスパットがない場合は芝目など自分なりの目印で工夫しましょう。

    こちらの記事では、スパットだけでなくアライメント全般の解説をしているので、ぜひ参考にしてみてください。
    ゴルフのアライメントとは? ミスショットを防ぐアライメントの取り方とコツ(ゴルフ総合サイト ALBA Net)

    飛距離を気にしすぎしない

    ティショットでは飛距離を気にしすぎないで打つと安定したショットが打てます。

    ティショットは飛距離よりも2打目の打ちやすさを考えて狙いを定める方が重要です。遠くに飛ばそうとしてボールを打つと、体に余計な力が入ってしまい、チョロやトップなどのミスや変な方向に飛んでしまうことがあります。

    ボールを打つ意識ではなくクラブを振りぬくことを意識すると、球の方向性が安定しやすいです。

    打ちたい方向と向く方向を一致させる

    ティショットの悩みで特に多いのがスライスでしょう。ティショットで「スライサーはティの右側に立ち、左サイドのフェアウェイ目がけて打つ」というセオリーがあります。

    右から左に打てば、コースを広く使えて右に曲がってもフェアウェイをキープしやすいという理論ですが、そもそもアマチュアの約7割が右を向いて構えているといわれており、それがスライスの原因にもなっています。

    そのため、スライサーが取るべき作戦は、“対角線”ではなく“平行線”で攻めることです。ティーイングエリアの左側に立ち、コースに沿ってアドレスして、そのままフェアウェイの左サイドを目がけて打ちましょう。こうすればフェアウェイの右側にスペースを残せるので、スライスしてもラフまで届きません。

    こちらの記事では、スライサーだけでなくフッカーに向けたアドバイスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
    スライサーがよく言われる「右から左へ対角線に狙えばコースを広く使える」はNGでした!(ゴルフ総合サイト ALBA Net)

    4.まとめ

    ティーイングエリアの種類やルール、ティショットを上手く打つコツを紹介しました。

    ティーイングエリアは色によって種類が分かれており、色ごとに使用者が異なります。ルールが複雑な面もありますが、年齢や性別に関係なく全員が平等にゴルフを楽しめるように決められているものです。

    ラウンドに行く前にティーイングエリアの種類など基本的な知識は把握しておきましょう。ただし、いざ本番でルールが分からなくなってしまった場合は、他のプレーヤーに助けを求めても問題ありません。

    ゴルフを楽しむためにもラウンド前にぜひ本記事を読んで、ティーイングエリアの基本を確認してください。

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    • ルール&マナー

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