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初めての打ちっぱなしを思いっきり楽しもう! 準備すべきものや練習のポイントも紹介

初めての打ちっぱなしを思いっきり楽しもう! 準備すべきものや練習のポイントも紹介

打ちっぱなしに行ってみたいけど、「初めてなのに一人で行って大丈夫?」と不安に思ったり、「そもそも一人で打つのが恥ずかしい……」とためらったりしていませんか?ある程度の準備をしてマナーさえ守れば、打ちっぱなしは集中して楽しく練習できる便利な場所です。この記事では、初めての打ちっぱなしで恥ずかしい思いをしないための準備・マナー・手順に加え、練習を楽しむコツについて紹介します。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年1月23日 03時39分

1.初めて打ちっぱなしに出かける前の準備

初めて出かけるなら、なによりも“楽しく打つこと”を味わいたい打ちっぱなし。まずは気兼ねなく出かけるための前準備と、押さえておきたいポイントを紹介します。

・服装は動きやすい服とスニーカーでOK
・クラブは持っていなくても大丈夫
・ゴルフグローブだけは持っていこう
・打ちっぱなしで練習するクラブは1本でもいい
・打ちっぱなしのことは事前に調べよう

服装は動きやすい服とスニーカーでOK

運動に適した動きやすい服なら、どんな服装でも問題ありません。

足元はスニーカーでOK。ゴルフシューズを履くと滑りにくくなるので、持っていって履き替えても問題ありません。ただし、足元の素材がゴムマットだとスパイクが傷みやすいので、その場合はスニーカーが無難でしょう。

クラブは持っていなくても大丈夫

多くの打ちっぱなしにはレンタルの用意があるので、自分のクラブを持っていなくても大丈夫です。混雑具合などにもよりますが、基本的には1~4本のクラブを借りられます。レンタル料金は無料、1本300円前後、セットで500円前後など、打ちっぱなしによってさまざまな設定があります。

もちろん、自分のクラブがあれば持っていくのがおすすめです。ただし、安全への配慮とクラブ保護のため、必ずキャディバッグや小さいクラブケースに入れて持ち運びましょう。

ゴルフグローブだけは持っていこう

ゴルフグローブだけは自分専用のものを持っていきましょう。グローブはクラブとの密着性を高め、すり抜けやマメなどのケガやアクシデントを減らしてくれます。ネットでも購入できますが、サイズが分かれているため、実際にショップに行ってフィット感を試してからの購入がおすすめです。

もし忘れてしまっても、売っている打ちっぱなしは多いのであわてず確認してください。

打ちっぱなしで練習するクラブは1本でもいい

クラブの選択には迷うかもしれませんが、まずは1本だけで練習してみてもいいでしょう。クラブセッティングの中間あたりに位置する7~9番アイアンあたりが難易度が高すぎず、当たったときにある程度の距離を出せます。ドライバーやフェアウェイウッドは当たれば遠くに飛ぶので楽しく練習できますが、クラブが長い分難易度も高くなります。

初めのうちは短いクラブでもミスショットが多かったり、そもそも当たらなかったりするもの。それでもまれに気持ちのいい球が出ると、一瞬で最高の気分になります。どんなクラブを使ってもいいので、めげずに続けてみましょう。

打ちっぱなしのことは事前に調べよう

出かける予定の打ちっぱなしのことは、前もって下調べしておきたいものです。できるだけたくさんのボールを打つためにも、料金や設備を比較して、なるべく安価で使いやすそうな打ちっぱなしを探しましょう。ついでに実際の打席や設備を写真で確認できれば、初めての打ちっぱなしに向かう緊張もかなり和らぐはずです。打ちっぱなしを探す際には、以下のような項目をチェックするとよいでしょう。

チェック項目

チェック内容

各種料金設定

・打席料、夜間照明料

・球貸しのボール料金

・時間制限打ちっぱなしの時間と料金

・クラブレンタルの有無と料金

開場スケジュール

・営業時間や休日

・夜間営業時間、夜間料金の設定

駐車場

・駐車場の有無と駐車可能台数


地域ごとの料金の目安は、だいたい次のようなイメージです。

球貸しのボール代金(1球)

打ち放題(1時間)

都心部

20~30円ほど

2500円~

地方

5~10円ほど

1000円~

なお、左打ちの人は特に注意が必要です。レフティ専用の打席やグローブの販売、クラブのレンタルがない場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。

打ちっぱなしによってはグリーンやバンカーの練習場が併設されていることもあるので、必要があれば合わせて確認しましょう。

2.打ちっぱなしで守るべきマナー3選

打ちっぱなしで練習する際、初めてで一人なら特に心配なのがマナーかもしれません。一般的には、次の3つに気をつければ大丈夫です。

【1】クラブやマットが前に飛んでも自分で拾いに行かない
【2】打席以外で素振りをしない
【3】大声を出さない

受付の近くに注意事項が掲示されている場合もあるので、打ちっぱなしに着いたら確認してみてください。

【1】クラブやマットが前に飛んでも自分で拾いに行かない

つい力が入ってクラブが手から抜けてしまったり、ダフってマットを飛ばしてしまったりというアクシデントは珍しくありません。そんな場合はかならずスタッフを呼びましょう。打席の前方には多くのボールが無尽蔵に飛び交っています。小さなボールでも勢いがつくととても危険で、ケガにつながる可能性があります。自分では絶対に取りに行かないでください。

【2】打席外で素振りをしない

打席外で素振りをすると、扇風機やヒーター、自動販売機など、打ちっぱなしの設備に当たって破損してしまう恐れがあります。さらに、柱にクラブがぶつかれば、折れたり凹んだりなんてことも。クラブを振るのは絶対に打席内だけにしましょう。

【3】大声を出さない

打ちっぱなしでは大声を出さないように気をつけましょう。もちろん上手に打てたときは喜んでもいいですし、なかなか当たらずイライラしてぼやいてしまうのも、ある程度お互い様の部分もあります。あまり窮屈に考えず、あくまでも“周りが気になるほどの音量や頻度にしない”という心がけがあれば大丈夫です。

友人と一緒に行った場合に「ナイスショット」と声を掛け合ったり、アドバイスし合ったりすることも、大声でなければまったく問題ありません。興奮して声を大きくし過ぎないよう気をつけて、楽しく練習しましょう。なお、携帯電話はマナーモード推奨です。

3.打ちっぱなしで実際に打って帰るまでの流れ

打ちっぱなしによって料金システムなどに違いもありますが、実際に打って帰るまでの流れはとてもシンプルです。一般的な手順を見てみましょう。

【STEP1】受付をして打席を決める

打ちっぱなしに到着したら、まずは受付です。打ち放題の場合は希望時間分の料金を払います。球貸しの場合は施設利用料やレンタル代金などの支払いを済ませ、ボールを使用するためのプリペイドカードを購入します。打ち放題の場合は、受付の段階ですべての支払いを済ませることが一般的です。

受付のタイミングで打席も決めますが、混んでいなければ自由に選べます。入り口から遠い奥側は人目を気にせず練習しやすいとされますが、好きな打席を選んで問題ありません。設備の利用方法などについて、わからないことがあれば受付で聞いておきましょう。

初心者におすすめの場所は2階以上の打席

どこでも自由に選べますが、初心者には2階以上の打席がおすすめです。上の階から打ったボールは自然と浮いて飛ぶ感覚を味わいやすく、爽快感のある打ちっぱなしを楽しめます。加えて2階以上はボール代が安いので、その分費用をおさえて球数を多く打てるのもメリットです。

1階の打席はコースの見え方に近く距離が測りやすいため人気で、多くの打ちっぱなしではボール代が割高に設定されています。

【STEP2】ボールを準備して練習する

決めた打席に移動したら、「ゴルフボール自動販売機」か「オートティーアップ機」のどちらかが設置されているので、受付で購入したプリペイドカードを使ってボールを準備します。

ゴルフボール自動販売機は取り出し口から自動的に定量のボールが出てくるので、先にカゴを置いてからカードを入れましょう。オートティーアップ機は、カードを差し込み口に入れると一球ずつ自動でティーアップまでしてくれます。

打ちっぱなしではゴム製のティーが一般的で、3段階程度から高さを選べます。ドライバ―を打つときは長いティを使用し、アイアンやフェアウェイウッドを打つときは一番短いティを使いましょう。オートティーアップ機では、ボタンでティーの高さを調節する仕組みです。ちなみに、ドライバ―以外のクラブについては、ティの上に置かず、人工芝のマットの上からそのまま打っても問題ありません。

【STEP3】片づけて帰る

打ち終えたら、飲み終わったペットボトルなどのゴミやカゴをきちんと片づけましょう。急用が入ったり疲れてしまったりしてボールが残った場合の処理は、スタッフに確認してください。片づけたら、打席札やレンタルしたクラブを受付に返却して終了です。

なお、プリペイドカードは残金があれば次回も使えますので、忘れずに持ち帰りましょう。

4.初めての打ちっぱなしを楽しむ3つのコツ

打ちっぱなしには上達のためのさまざまなメソッドがありますが、まずは次の3点を頭に入れて、無理せず楽しく練習しましょう。

【1】100球程度を限度にしよう
【2】小さな楽しい目標を立てて練習しよう
【3】弾道測定器を活用しよう

【1】100球程度を限度にしよう

最初からあまり多くの球数を打たずに、休憩をはさみながら50~100球を目安に練習しましょう。力んでやり過ぎるとマメや皮むけなどケガの原因になりますし、疲れて日常生活や仕事に支障が出るかもしれません。まずは1カゴ分の50球ほどを練習してから様子を見て、まだまだやれると思えば1カゴずつ追加していけば、ちょうどいい疲労感で終われるでしょう。

【2】小さな楽しい目標を立てて練習しよう

打ちっぱなしでなにを練習したらいいのか、最初は迷ってしまいがち。そんな中でただ黙々とボールを打っているだけでは、今一つ打ちっぱなしの楽しさを感じられないかもしれません。そんなときは、ゲーム感覚で小さな目標を立ててみましょう。

例えば、打ちっぱなしには距離の書かれた看板が設置されているので、決めた距離まで打てるように頑張ったり、30ヤードの位置に配置されたバスケットを狙ってみたり。友人と一緒の場合なら、同じクラブを使ってどっちが遠くに飛ばせるかを競ったりすると、なんとなく打つよりもずっと楽しく練習できます。

【3】弾道測定器を活用しよう

弾道測定器が入っている打ちっぱなしも増えたので、利用できる場合は積極的に活用しましょう。機種によって計測できるデータはさまざまですが、距離は大体どの機種でも計測できるので、実際に自分のボールがどれくらい飛んでいるかを見るのも楽しいポイントの一つです。

また、バーチャルラウンドを楽しめる機種もあり、コースを体感してみるのも一つの手です。プロの試合で使われる世界の有名コースを回ってみても楽しめるでしょう。

5.まとめ

初めて出かけるときは勝手がわからず緊張するかもしれませんが、恥ずかしいのはおそらく最初の数回だけです。ゴルフは個人競技なので、練習している多くの人たちもそれぞれ一人で来ていることでしょう。お互いに心地よく過ごすためのマナーを守り、わからないことはスタッフに確認すれば大丈夫です。まずは好きなクラブで好きなように練習して、打ちっぱなしの楽しさを満喫してください。

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