メンバーの平均年齢50代。競技派も家族連れもクラブライフ満喫中

圏央道・稲敷ICから約10分。霞ヶ浦周辺の平坦な地形を生かした27ホール。コース内も高低差わずか2メートルとほぼフラットでティからの見通し良好。かといって単調さはなく、大きなベントワングリーンやフェアウェイに絡む池、そして100を超えるバンカー群が効果的に配されており、コース攻略の醍醐味を味わえる。
 
設計は米国人設計家のマーク・ラザート。「プレステージCC」や「カレドニアンGC」で知られるJ.M.ポーレットのデザイングループで中心的役割を果たしていた人物だ。北米やアジアのコースを数多く手がけ、日本では他に「ＰＧＭ富岡カントリークラブ　サウスコース」などが知られている。
 
2016年にはメンバーからの要望が多かった練習施設『インペリアルゴルフガーデン』が堂々完成。180ヤード・20打席のドライビングレンジやゆったりスペースのアプローチ・バンカー用ショートゲームエリア、パッティンググリーンなど充実の内容で、専用のクラブハウスを完備。外来の利用もOKなので近隣ゴルファーが練習だけで訪れるほどの人気を集めている。PGA公認プロによる『インペリアルゴルフアカデミー』も開校し、練習場やコースでじっくり教わりながらレベルアップを目指すことも可能だ。
 
ラウンドは乗用カート利用・セルフ。カートのフェアウェイ走行も有料で選択可能（コース状況により不可日あり）。2019年にはGPSナビゲーションシステムを全カートに導入し、2023年からは走行音が静かなリチウムイオンバッテリーカートを順次導入するなど、アップデートもしっかり行われている。

直近の会員数は正会員（ゴールド会員）920名、平日のほか、土日祝日を隔週で利用できる隔週会員（グリーン会員・オレンジ会員）39名。居住地別の内訳を見ると、東京都在住者が44.3％と最も多く、以下千葉県在住24.1％、埼玉県在住15.1％、茨城県在住12.7％、その他3.7％となっている。平均年齢56歳と若いメンバーが多く、練習熱心で競技やイベント参加も積極的。女性の比率が高めで家族や夫婦での来場も多いという。メンバータイムは月～金曜に2～3組、土日祝日に約50組を確保。27ホールのゴルフ場にしてはメンバー数が少なくスタートが取りやすい。
 
競技も盛んで、公式競技は月例杯、理事長杯、開場記念杯、クラブ選手権、シニア選手権、グランドシニア杯、レディス選手権、スクラッチ選手権。また公式競技以外の会員向けのイベントや懇親会として、新入会員ウェルカムコンペ、優勝者杯、シニア杯、グランドシニア選手権、レディス杯、クイーンズ杯、ペアマッチ杯などが行われている。
 
会員はメンバー特典プログラムＰ－ＣＡＰの『優待料金プログラム』でグループ内の対象ゴルフ場を優待料金でプレーできるほか、預託金充当制度（証券額面により名義書換料全額まで減額）を利用可能。レッスンプロによるレッスンも優待料金で受講できる。また65歳以上の会員が配偶者または3親等以内の親族に会員権を譲渡した後も、プレミアムステージ会員として引き続きプレーが可能な『親族間譲渡サポートプログラム』が適用となる。同伴者向けのサービスとしては、会員あてにビジター料金より1,000円～3,000円割安になる優待券を送付している。
 
名義書換料は正会員のゴールド会員が330,000円、平日のほか土日祝日を隔週で利用できる隔週会員のグリーン会員・オレンジ会員は165,000円。年会費はゴールド会員46,200円、グリーン会員・オレンジ会員23,100円（2023年11月現在）。ＰＧＭでは現在、募集金額1,430,000円（税込。個人・法人1名記名式。40口限定）でゴールド会員を募集中だ。
 
美浦GCや阿見GCと同じエリアにありながらまだそれほど広くは知られておらず、この2コースに比べれば価格も抑えめ。競技派から家族連れのエンジョイ派まで楽しめて、メンバー数も少ない27ホール。選択肢として大いにありといっていいだろう。

基本情報

ザ・インペリアルカントリークラブ
公式サイト：https://booking.pacificgolf.co.jp/guide/52.html
住所：茨城県稲敷市佐倉1324-1
TEL：029-892-1177
開場日：1996年11月24日
コース設計：マーク・ラザート

アクセス

・車
圏央道／稲敷ICから6.0km（約10分）
東関東自動車道／成田ICから30.0km（約40分）

・電車
JR常磐線／土浦駅からタクシー約40分

ヤーデージ

27ホール　10,656ヤード　パー108

コースレート　

西→中コース　72.7　
中→東コース　72.6　
東→西コース　71.5


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情報提供：明治ゴルフ