“肩甲骨”をほぐすだけじゃダメ! ヘッドスピードを速くしたいなら“胸”も伸ばそう
毎日、たったの3分。ゴルフに効く体がよろこぶストレッチを紹介。
配信日時:2024年1月23日 07時00分
肩甲骨が硬い人は、肩が前に出てスイングが小さくなりがち。だからといって肩甲骨だけ伸ばしても効果は小さい。胸も同時に伸ばすことで、肩の可動域が広がってくる。ゴルフボディセルフ調律インストラクター、SAEの3分ストレッチで、大きなスイングアークで飛ばそう。
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ヘッドスピードを上げるには、スイングアークを大きくすることが重要です。「肩甲骨をほぐせば大きく振れる」と考える人は多いですが、それだけでは不十分。上体の後ろだけをほぐすのは、片手落ち。肩甲骨と同時に胸の筋肉もほぐしてください。上体の前後がほぐれて、腕の動きがさらにスムーズになります。
具体的には両手でクラブの端を持ち、バンザイの体勢で体を後ろに反らし、その状態のまま腕を背中の後ろに下ろしましょう。再び腕を上げたら、今度は上体を前に倒します。これだけで肩甲骨と胸の柔軟性がアップします。
そして、ストレッチで見落としがちなのが体の側面です。ゴルフのように体を捻転させる動きをするときは、体側の筋肉を緩めておくことが重要です。両ヒジを空に向かって90度に曲げ、両手でクラブを持ってください。そして腰→胸→肩の順にゆっくり左右に上体を回しましょう。
体側の柔軟性を上げて体をスムーズに回すことができれば、回転力がアップし、スイングスピードが上がります。また、手先ではなく大きな筋肉を使ってスイングできるようになるため、方向性や安定感も上がります。体側ストレッチは、腰痛や肩こりにも効果が期待できるのでぜひ試してください。
■SAE
1992年生まれ、東京都出身。ヨガ指導歴10年のゴルフボディセルフ調律インストラクター。ゴルファーの健康寿命とパフォーマンス向上を目的とした独自のゴルフヨガ「TOREX」を考案