桜ゴルフマーケット情報 第四十六回 [2023年10月26日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年10月26日 01時00分
高水準を維持するゴルフ場入場者数
●23年は総数3164万人、1コース当たり2.7万人
●前年比マイナスだが、急増した21年を上回る水準
●8月は悪天候で減少も9月は一転、大幅増加の公算も
●コロナ禍以降のゴルフ人気で入場者数スケールアップ
●ゴルフ人気が会員権にも波及、より一層の定着を期待
ゴルフ場の入場者数が高い水準で推移しています。ゴルフ情報誌を刊行する一季出版の集計によると、全国判明分(41都道府県)の今年1~8月ゴルフ場入場者数は累計で約3164万人、1コース当たりで約2.7万人となりました。悪天候が響いて前年同期に比べて総数・1コース当たりともに2%の減少となりましたが、前年同期比+12.1%の大幅増を記録した21年を上回る水準です(総数で+1.4%、1コース当たりで+2.0%)。
特に、猛暑や台風の通過、豪雨等により今年最大の減少(前年同月比▲7.3%)となった8月が影響しましたが、天候の安定から9月は一転、大幅な増加となる公算が高まっています。一部の地区では前年同月に比べて7%の増加となっており、ゴルフ人気に衰えがみられません。
直近の21~23年をコロナ前の19年と比較すると、21年が+13.7%、22年が+17.7%、23年が+15.3%と、ゴルフ場入場者数が大きくスケールアップしています。コロナ禍のゴルフ人気が一時的なブームに終わらず定着したと言って良いのではないでしょうか。
相変わらずプレー予約が取りづらい状況が続いており、会員になってより快適にプレーを楽しみたいという需要につながっていると思われます。このゴルフ人気がより一層定着することを願ってやみません。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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