桜ゴルフマーケット情報 第四十五回 [2023年10月19日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年10月19日 01時00分
若い世代から注目されるお手頃・中堅コース
●定着するゴルフ人気、若い世代の購入が増加
●ゴルフ場全体の約85%が総額300万円未満、コース数が多く多彩な選択肢も
●経営姿勢やアクセス等、優良コースも多数あり
●お手頃コースには一長一短あり、専門家のアドバイスを受け間違いのない購入を
コロナ禍によるゴルフ人気が今年もマーケットを賑わせていますが、コロナ禍前よりも購入者の年齢層が若返っている、というデータが当社の売買実績から読み取ることができました。先日のウィークリー情報にも掲載しましたが、これまで60~70代だった購入者のボリュームゾーンが50代にシフトしたほか、40歳以下の購入者については増加率が他の年代より突出して高い結果となりました。
若い年齢層では初めて会員権を購入する方が多く、対象コースも求めやすいお手頃価格帯が中心です。10月2週時点で、会員権が流通している関東圏516コースのうち約85%の441コースが、名変諸費用を含めた総額300万円未満で購入することができます。更に細分化すると、200~300万円未満が25コース(全体の4.8%)、100~200万円未満が87コース(同16.9%)、100万円未満が329コース(同63.8%)です。価格帯がお手頃になるほど対象コース数が多く選択肢が多彩なことも、若い世代が会員権を購入するバックボーンとなっています。
お手頃価格帯とはいえ、長い歴史を有する株主会員制コースや堅実な経営・会員重視の運営を行っているコースは少なくありません。法的整理を経て健全な経営に移行したコースも多数あり、ホームコースのファーストステップとして注目が集まっています。
更に中堅価格帯では、より会員重視の運営を行っているコースが多く、優れた交通アクセスやコースレイアウト、メンテナンス、充実した設備など長くゴルフを楽しむことができます。現在のホームコースからワンランク上にクラスアップを検討する50代以上の世代に注目されています。
上記の表は、当社でおすすめする主なお手頃・中堅コースの一覧です。いずれのコースにも価格に相応し、それぞれ一長一短があります。特にお手頃価格帯は対象コース数が多く内容も様々ですから、情報・経験の豊かな専門家のアドバイスを受けて、条件に合った間違いのない選択をすることをお勧めします。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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