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    初心者は忘れがち? キャディバッグに「名前入りのネームプレート」が必須な理由

    「○○××様、至急、キャディマスター室までお願いします」。キャディバッグが見つからず、館内放送で呼び出された経験がある人は、案外と多いようです。

    配信日時:2023年6月8日 10時00分

    • ゴルフライフ
    自分の名前が入ったネームプレートを付けておくのは、ゴルファーとして大切な準備
    自分の名前が入ったネームプレートを付けておくのは、ゴルファーとして大切な準備
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    「○○××様、至急、キャディマスター室までお願いします」。館内放送で呼び出された経験がある人は、案外と多いようです。色々なケースがありますが、近年増加傾向にあるのが、フロントでサインをしたのにキャディバッグが見つからない、という呼び出しです。

    経験の長いゴルファーにとっては当たり前のことですが、ネームプレートがついていないキャディバッグは、カートへの積み込みができません。(ネームタグとも呼びますが、ネームプレートがしっくりくるので) 特に、コロナ禍からのブームで、この辺の基本的な準備(ネームプレートを付けておく)ができていないゴルファーが増えたことも理由のようです。

    自分の名前が彫ってあるネームプレートを見た瞬間から、ゴルファーとしての歴史が始まった、という話があるほど、特別な経験であることもありますが、ネームプレートにテプラなどで作った自分の名前を貼り付けるという例も増えています。ちなみに、カッコつけて、ローマ字だけや、ネットで使っているあだ名にしても、呼び出しされるのがオチで、逆に、ダサい人だという印象になってしまいますので要注意。

    もうひとつ、コーススタッフが挙げる困ったお客様として、キャディバッグのポケットにローマ字などで刺繍で名入れをしたのがネームプレートの代わりだというパターンです。刺繍などで持ち主の判断はしないのが原則。譲り受けたりした中古のバッグもありますし、懸賞で当たったプロの名入りのバッグの可能性もあるからです。

    朝、キャディバッグの積み込み作業は、上を下への大騒ぎで忙しい時間帯。
    本人に悪気がなくとも、スタッフに大迷惑をかけている可能性もあるので、ネームプレートは、ちゃんと付けましょう。コースに到着して、キャディバッグを預けた瞬間から“このキャディバッグが誰のものであるか”を識別するものは、基本的にネームプレート以外にありません。

    飛行機の搭乗時に預けた手荷物のように、
    「あっ、これ私の」と、自分で見つけ、自分の手によってピックアップ(最近は完全なセルフなどで、自分で積み込む場合もあるようですが)するのとは違います。ゴルフ場では基本的にスタッフの手によってカートへの積み込み作業がされるため、誰も判別することができないのです。当然と言えば当然の話ですが、ゴルフ場の仕組みを理解していない初心者の人は、特に気をつけましょう。

    ベテランゴルファーでも、プレートのベルトが切れて、紛失したことに気が付かずに、呼び出されることがあります。時々、ベルトもチェックしてください。

    バブル期に流行ったのが、“ジャラジャラ系”。
    複数のネームプレートをジャラジャラ付けていることをそう呼ぶのですが、現在でも、少しだけ生き残っています。たくさんのネームプレートを持っている自慢は、少しお下品なのでオススメできません。ネームプレートは1枚で十分です。

    最後に、キャディバッグのフードカバーは、外していると上級者っぽくてカッコイイ、という慣習がありますが、外して背袋に入れておくと、コーススタッフからとても喜ばれます。フードを畳んで、邪魔にならないようにカートに乗せる手間は、けっこう大変だからです。元々キャディバッグはフードレスでした。雨除けとして生まれて、その後、運搬時の蓋となって現在に至るのです。

    フードを付けたまま使うのは、心配りをする余裕がない、と公言しているようなもの。モテるゴルファーは、予めフードを背袋に入れて、フードレスでキャディバッグを使うのです。

    (取材/文・篠原嗣典)

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