試合の賞金やスポンサー契約料など収入源はいろいろあるが……ツアープロってどれくらい稼いでるの?
競技に出場して賞金を稼いだり、スポンサーから契約料をもらうツアープロ。活躍してお金を稼ぐには何が必要か? その仕事の真相に迫る。
配信日時:2024年5月17日 02時15分
2000年11月26日生まれ。大阪府吹田市出身。大阪学院大学3年時に『日本学生ゴルフ選手権』を制して、同年12月にプロ転向した平田憲聖。23年には『ミズノオープン』で中島啓太をプレーオフで破り、ツアー初優勝。同年は『日本プロゴルフ選手権』で国内メジャー初制覇を成し遂げるなど、いま注目の若手だ。
そんな平田にプロになった動機や普段心がけていることなどを聞いてみた。
「8歳の頃に祖父と練習場に行ったのがゴルフを始めたきっかけでした。本格的にプロを目指そうと思ったのは中学生の頃です。今は試合がある週は、月曜日に移動し火曜日に練習ラウンドでハーフを回ります。練習ラウンドでは、ヤーデージブックを確認しながら、キャディとコース攻略のポイントになる箇所をチェックします。また、グリーンのコロがりや傾斜は、さまざまな方向から実際に打って確認しています」
水曜日はプロアマ戦で木曜日から競技に出場する形となるわけだが、予選落ちが続くとメンタルと体力の両面でつらくなるという。
「コンスタントにいい成績を残すには乗り越える力が必要だと感じます。苦しい状況やプレッシャーのかかる場面でも、気持ちで負けないことが大切だと思います。そして試合では感情の浮き沈みを抑え、常に冷静にプレーすることを心がけています。オフシーズンは、ショットや体力面のトレーニングをしたり、契約企業さんへの挨拶なども行います」
ツアープロとして活躍するには、技術だけでなくメンタルの強さも不可欠。そんなツアープロの気になる年収を調べてみると約3,420万円だった。この金額は、2023年のプロゴルファー賞金獲得ランキング100位(男女)にランクインした選手の平均。ツアープロの年収は1億円を超える選手から、数百万円まで実力で差が出る。
もちろん試合に出場するには遠征費用などの経費もかかる。潤沢な収入を得るには、とにかく上位の成績を出すことが大事。勝負の世界は、やはり厳しい。
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