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    タイゴルフ・シニアプロテスト 武井壮の挑戦

    50歳という節目にタイ・シニアプロゴルフ協会のアンバサダーに就任した武井氏と、シニアトーナメントの仕掛け人でもある中村映禅氏の対談。

    配信日時:2023年10月12日 06時00分

    • ゴルフライフ
    • 百獣の王・タレント 武井壮氏
    • ZEN GOLFERS Factory & Academy代表 中村映禅氏
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    8月末、バンコクのレガシーゴルフクラブで開催された「ZEN SENIOR CHAMPIONSHIP 2023」に参戦したタレントの武井壮氏。50歳という節目にタイ・シニアプロゴルフ協会のアンバサダーにも就任し、ゴルフを通じたタイと日本の架け橋としての活動を開始した。そんな武井氏とシニアトーナメントの仕掛け人でもある中村映禅氏の対談を通じて、50歳からタイでシニアプロを目指し、夢を叶える扉を開こうとする二人の話を聞いてみた(週刊ワイズ編集部)。

    ・百獣の王/タレント 武井壮 氏
    ・ZEN GOLFERS Factory & Academy代表 中村映禅 氏

    ◆日本一になって感じた焦燥感 タイで見つけた可能性

    百獣の王・タレント 武井壮氏

    百獣の王・タレント 武井壮氏

    ---武井さんがゴルフに関わり始めたきっかけとは?

    武井:学生時代に陸上競技をやっていて日本一になった時、オリンピックまであと3年。学業を終えて社会人となるタイミングだったので、いろいろなオファーがあったんですね。ただ、そのどれもが僕が望んでいた「日本一のアスリート」に対する経済的な提示とはかけ離れていました。なぜそう感じたかというと、同じ年齢の野球のイチロー選手がすでに数億円という年棒を手にしていて、同じ日本一でもものすごい差があることに陸上競技のマイナー性を思い知りました。それで「よし、ゴルフに挑戦してみよう!」と決心し、それからしばらくゴルフ関係の情報を集めまくり、やっと見つけたのがダンロップアメリカンキャンプというゴルフ特待生制度。その審査に通って、アメリカでゴルフを無償で学べる機会を得ました。それが僕のゴルフに関わることになったきっかけです。

    中村:アスリートとして絶頂期の時に先見の目を持って切り替えられたのがすごい。オリンピックが目の前にあったら、とにかくオリンピックに出場したいと思うのが普通だと思うんです。しかも武井さんは頂点にいたのに見切りをつけて次の道へ向かったというのが常人ではないですよ。

    武井:ただ、その当時はゴルフを目指したことが正しい選択か自信をもてなくて、陸上をやっていればまだまだ勝てる自信があったのでかなり悩みました。記録も全種目で伸びていて、日本記録も目の前にあったし、いろんなものが手に入ることが見えていました。だけどあえてアメリカでゴルフに挑戦する道を選んだわけです。

    中村:陸上をやめたことを、後悔はしなかったのですか?

    武井:じつはアメリカでは良いコーチに出会えなくて、信じられない話ですけどスイングがわからない状態でゴルフをしていたんですね。ただ、アプローチとパターは毎日8時間練習していたので上達しました。入れたい時に入れられる自信がついたのですがショットは本当にひどかった。でも、そこそこの結果を出せる自信があった陸上をやめて、少し遅いけどゴルフという大きな可能性に賭けるためにアメリカに行ったのでなんとでもしがみつこうともがきました。

    ---アメリカへ渡りゴルフを始めて、さしあたっての目標のようなものはあったのですか?

    武井:まずは最初の年にUSPGAのファーストQT(クオリファイングトーナメント)を取ってUSPJを通過できればゴルフを生業にしようと考えていました。理由は、そんな人が今までにいないので必ずセンセーショナルになるでしょ。結局それが叶わなかったんですね。最初の年にはベストが73までしか伸びなくて、この時点でゴルフを仕事にするのは諦めました。

    中村:若い頃から野球をやっていたのですがケガでできなくなり、それがきっかけでゴルフを始めたんです。プロになろうと一所懸命に取り組みました。でも、家がお寺だったことで、お葬式が入れば大事な試合を辞退することも多々ありました。ところが35歳の時に転機があったんです。僧侶の修行でタイへ来たのがきっかけで、タイには良いコースをはじめとした素晴らしいゴルフのインフラがあることを知りました。修行を終えてからタイでQTを受ける機会があってそれにパス。年齢は35歳になってはいましたがやはりゴルフを諦めきれず、親に仏門を少し休ませてほしいと直談判してタイへ移ったというわけです。

    武井:今、中村さんはティーチングプロとして活躍していますが、それには何かきっかけはあったのですか

    中村:じつはタイに来てすぐ、立松里奈というスーパージュニアと出会い、その子を世界一のジュニアに育ててみたくなったんですね。日本にいる時から「中村はコーチの方が向いているよ」とよく言われていました。それが嫌だったんですけど、やはりコーチ魂に火がついてしまったというわけです。そして、彼女を世界一にして、そして自分も50歳という節目を迎えたタイミングでタイのシニアプロにデビューしました。

    ◆タイ・シニアプロへの挑戦と 心地よい緊張感の連続

    武井:僕は20代で一度ゴルフを諦めて芸能活動を始めていたのですが、またゴルフをやりたかったのは確かです。50歳からシニアツアーがあるのは前から知っていたこともあって、まずはPGAのテストをクリアしようということで去年から再びゴルフを始めました。そんな僕の再チャレンジが始まって少し経った頃に中村さんからオファーを頂いたわけです。

    中村:念願だった「ZEN SENIOR CHAMPIONSHIP 2023」も初開催。そこに武井さんを呼びたかったんです。このタイシニアPGAツアーは、まだ賞金金額も試合回数も少ないので、武井さんにはタイ・シニアプロゴルフ協会のアンバサダーになって頂き、知名度やパワーを借りてもっと良くしていきたいと考えています。試合の方もちょうど明日からシニアツアーが開始。武井さんにはタイのシニアプロではトップの選手と回っていただく予定で、初めてもことでもあり僕がドキドキしています。

    武井:とにかく手を抜けませんね。なんせPGAのテストに挑戦するって宣言したのをみんな知っていましたからね。錚々たるプロの選手たちが声をかけてくれるんです。石川遼君、古閑美保さんはもとより、青木さんや中島さんまで「PGA頑張ってよ!」と言ってくれて、もう後には引けない状況。だから自然と一球入魂になって、どんな場面でもピリッピリに痺れるような緊張感を持って打っています。

    ◆かけがいのない経験 シニアからの挑戦

    ZEN GOLFERS Factory & Academy代表 中村映禅氏

    ZEN GOLFERS Factory & Academy代表 中村映禅氏

    中村:今回のシニアプロテストでも緊張感に満ちたプレイを見せて頂きましたけど、実際にテストを受けてみてどうでしたか?

    武井:初めてラウンドしたコースですが、4日間練習できたのである程度はコースを理解できました。テスト初日は76 で回れて合格ライン。自分が1年かけて積み重ねてきたものが出せてここでも通用するという手応えを得ることができました。ところが2日目が前夜の豪雨のせいで全体的にウェットだったんですね。僕は日本で雨の日のゴルフをした経験がほとんどなかったんですよ。それで結構叩いてしまったのですが、如実に自分の弱点がわかりましたね。これはある意味収穫でした。ゴルは苦手な状況を放置したり、苦手なコースがあれば、トッププレイヤーでも予選落ちすることもある。そこを克服していかなければならないと感じました。それから、スーパージュニアの金次郎くんというゴルファーと対戦しながら練習ラウンドを4日間連続でやって、楽しくて集中しすぎて、精神力をほぼ使い切っちゃったんです。

    ---エンプティになっちゃったんですね

    武井:そう。でもね、これは僕にとって素晴らしい経験でした。ジュニアでまだパワーもないけど、とてつもなく緻密なゴルフをする彼と回れたのは本当に楽しかった。1ラウンド勝つことができましたし、しかも1アンダーが出て、今回の僕のベストスコアだったんです。トータルアンダーのスコアは確かアメリカ留学以来の26年ぶりです。そんな練習ラウンドの緊張感を持って5日目の本番を迎えて良い成績で回れたのですが、6日目はコースコンディションの悪い場所からのミスショット連発に心が折れて、僕自身が疲れてしまったんです。でも、練習を含めた5日間をすべて70 台で回れたので、テストの結果ははっきり言って気にしてないです。ゴルフなんて良い日も悪い日もあるわけだし、その時間をマックスな状態で過ごせていれば幸せなわけです。今回はマックス以上で本当に疲れました。願わくば合格したかったですけどね。

    中村:参考に聞いてみたいのですが、20代の昔と50歳になった今とで、やはりフィジカル面でのフィーリングの差を感じていますか?

    武井:差は感じていませんし、むしろ20代の頃よりも痛い部分がないし、関節もフレッシュ。僕の場合は陸上だったから体へかかる負担が大きかったというのもあります。「体の強さ」ということでいえば20代の時は現在の倍は強かったでしょうね、スピードもパワーもあったし。でも、今はとても体のコンディションが良くて、まだ100mを11秒台で走るし、崩れているところは一つもありません。実際にアイアンなんかは今よりパワフルだった20代の頃よりも飛んでいます。パワーは落ちたけど、ミート率が良くなってスイングを理解し始めているから昔よりも飛ぶんですね。それにゴルフに対する体力は昔よりも上がっていて疲労もそれほど残りません。さっき疲れたと言ったのは精神的に疲れたということで、それだけフィジカルの良い状態でゴルフに集中できたということなんです。スポーツでメンタルが疲れるというのは、技術不足ということなんです。脳に無理がかかっているから無駄に疲れるわけで、それをリカバリーできる技術を養わなければいけないんですよ。だから、昔はボールを上手く捕まえられないと、力任せにスイングしたりして自滅していたのですが、今は一発も芯を食わなくてもなんとか75で回れることもあります。これは技術が向上したおかげで、ゴルフに関する精神的なタフネスが身についてきたんでしょうね。

    中村:武井さんにはタイ・シニアプロゴルフ協会のアンバサダーにも就任していただいたわけですが、もちろん挑戦は続くわけですよね。

    武井:はい、今日のプロアマも明日からの試合も、僕の中で続いている挑戦の延長でそれは一本線です。だから次のテストが勝負なのではなくて、すべてが勝負。スーパージュニアの金次郎くんには1打差で負けているのですが、いつかリベンジしてやろうと思っています。今日もマークセンと回るんですけど、なんとか食い下がれるよう勝負をします。強いて次の大きな挑戦を上げればアメリカのミニツアーかもしれないし、どこかの国の小さな予選会かもしれないし、とにかく地球上のどこでもいいから「勝負の場」を探してチャレンジしていきます。僕はゴルフをやっている理由もエンタテインメントをやっている理由も同じで、地球人全員に僕のことを知ってもらうためのチャレンジで、打倒トム・クルーズ的な気持ち。とにかく今よりもっと幸せになるためにタイでのシニアプロはもちろん、世界中でチャレンジを続けていきたいと思っています。だから、中村さんに伝えておきたいのは、50歳を過ぎてもコーチだけでなく、プレイヤーとしてもやっていくべきだということ。これは多くの50歳台の方にも言いたいのですが、忙しくてもあえてゴルフでチャレンジをしていくことで、ぜったいに10年後が今よりもっと楽しくなるはずです。

    中村:僕も全部忘れてプレイヤーになってみたいというのは確かにあるのですが、オーガナイスも大切だしレッスンも好きなので、悩みながらチャレンジしていきたいと考えています。今日はありがとうございました。

    武井:全部忘れず、全てをこなしつつプレイヤーとしての勝負をしていきましょう!ありがとうございました!

    【第3回 タイシニアプロテスト開催予定】

    日程:2024年2月21日〜23日
    会場:The Legacy Golf Club
    問い合わせ:ZEN GOLFERS Factory & Academy
    (日本語でサポートします)

    <リンク>ZEN GOLFERS Factory & Academy★編集協力:週刊WISE
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