10代4勝で一気にブレイク!櫻井心那「今年は年間女王、米ツアーの予選会を受けたい」
2月8日に発売されたゴルフ雑誌ALBA886号では、2023年に10代で4勝を挙げた若手有望株・櫻井心那が独占インタビューに答えている。その一部を紹介しよう。
配信日時:2024年2月6日 22時00分
毎年のようにニューヒロインが登場する女子ツアーだが、2023年、最も注目を集めたのが平均飛距離3位258ヤードを誇る飛ばし屋・櫻井心那だ。プロ入りは21年で、22年はステップ・アップ・ツアーで史上初の5勝、23年はレギュラーで10代4勝と急成長を遂げた。7日に発売されたゴルフ雑誌ALBA886号では、櫻井がロングインタビューに答えている。その一部を紹介しよう。
23年に一気に4勝を挙げることとなった櫻井は、その要因を次のように振り返る。
「周りの人は驚かれたと思いますが、自分では想定内というか、意外という感じはなかったですね。ステップ・アップ・ツアーでも初優勝して自信がついて、自分のプレーが思い切ってできるようになったのが5勝につながりましたが、レギュラーツアーでも初優勝したあと、少なくとも23年中にあと1回は優勝できるだろうなって思っていたんですよ」
昨年4勝を挙げて自信が生まれた今、将来は米ツアーに参戦し、海外メジャー制覇を目標にしているという。ただ、もともと海外志向が高かったわけではなかった。2022年インドネシア開催の「シモーネアジアパシフィックカップ」に参戦したことで、その思いが強くなったそうだ。
「その大会には、キム・ヒョージュさんやリディア・コさん、渋野日向子さんら米ツアーで活躍するそうそうたるトッププロが参戦していて、プレーのスゴさにも圧倒されたんですが、ギャラリーの数とファンの熱狂ぶりに驚かされました」
彼女らが放つその存在感に圧倒されたという櫻井。
「自分が生まれた土地でも、育った土地でもないのに、多くの人に愛されている。世界中にファンがいるというのはこういうことかと。さらにその中でプレーしている選手たちが、キラキラ輝いているように見えたんですよね。そんな選手たちを見て、『私もこの舞台で戦ってみたい』と強く思うようになりました」
今季の理想は今季年間女王になって、米ツアーのQスクールに合格することだと語る。「まだまだ力がなく、簡単ではないと思いますが、高い目標を掲げて頑張りたいと思います」。力強く語る櫻井のダイナミックなプレーから今季も目が離せなさそうだ。
■櫻井心那
さくらい・ここな/2004年生まれ、長崎県出身。23年、「資生堂レディス」で初優勝を飾るや、その後3勝を挙げた。23年のメルセデス・ランキングは5位。ニトリ所属