韓国からビジュアルと実力を兼ね備えた人気選手の日本ツアー参戦が減っている? その理由は…
近年、日本女子ツアーに参戦する韓国女子プロの数が減っているという。その理由は?
配信日時:2024年8月14日 06時09分
現在も日本女子ツアーには韓国人選手がプレーしているが、イ・ボミやキム・ハヌル、ユン・チェヨンなどの人気選手が第一線を離れ、その数は下降をたどっている。近年は年間女王の山下美夢有をはじめ、岩井明愛・千怜姉妹や竹田麗央といった若手の台頭に押し出されたのも一因にあるが、韓国から日本や米国を目指す選手はめっきりと減っている。
その要因は、韓国女子ツアーの試合数と賞金の増加といった環境の変化にある。さらには日本女子ツアー参戦のためにはプロテストに合格し、正会員にならなければ予選会(QT)を受けられないということも大きい。
つまり無理をして日本や米国に出なくても、力をつければ韓国女子ツアーでも十分に稼げるということ。となれば、おのずと国内に目がいくのは自然なことなのだろう。こうした現状が歓迎されているかは判断できないが、元世界1位の申ジエが面白いことを言っていた。
「米国ツアーに出ていく日本の選手の活躍を見ていると、いずれ(世界ランク上位を席巻した)韓国のようになると思う」と。
かつては日米のツアーを韓国選手が席捲していたが、その勢いは衰えてきているという向きは多い。一方で若い日本選手は米国ツアーへの参戦に意欲的で、古江彩佳がメジャー初勝利を挙げたように勢いを増している。韓国と日本で交互に歴史は繰り返す、ということなのだろうか。日韓女子ゴルフツアーから、目が離せない。
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