【ゴルフ会員権】第118回 本千葉カントリークラブ(千葉県)
「会員権の購入を考えているけど、一体どのコースを買うのが一番いいのか?」。こんな悩みを抱えているゴルファーは多いはず。そこで、編集部が厳選したオススメコースの“本当に知りたかった情報”をお届けします。
配信日時:2024年9月1日 03時00分
都内から60分圏内の穴場コース。敷地内にはログハウスのコテージ(ペット可)も
都内から60分ほどでティオフできる千葉市緑区内の丘陵コース。開場から半世紀以上が経ち、周辺は『おゆみ野』や『ちはら台』のニュータウンへと変貌したが、敷地内は自然に包まれ、ゆったりとした時間が流れている。
コース設計は大谷光明、井上誠一に師事し、南総カントリークラブ、宍戸ヒルズカントリークラブなどを手がけた発知 朗。起伏のある地形に樹齢を重ねた林と池を配し、変化に富んだ3コース27ホールを形成している。全体に距離が短めなので飛ばし屋向きではないが、コースマネジメントの面白さを実感できるコースだ。
クラブハウスはシンプル、練習場は30ヤード・9打席と小ぶりでアプローチ・バンカー練習場を付帯。施設はいずれも歴史を感じさせるがどこも手入れが行き届き、何よりクラブの雰囲気がよく居心地がいい。気取ったところがなくメンバーは和気あいあい。スタッフの応対のよさも評判で、最近は女性の新入会員も増加中という。
直近の会員数は正会員1,658名、平日会員(土曜可)12名、週日会員(土曜不可)73名。居住地別に見ると千葉県在住者が66%、東京都在住者が29%を占めている。
クラブ競技は月例杯(A・B)、開場記念杯、クラブ選手権、シニア選手権、グランドシニア選手権、理事長杯、スクラッチ選手権、新年杯、春分の日杯、秋分の日杯、平日杯を開催。競技志向のメンバー同士の交流も盛んで、男子研修会・女子研修会が活動中。毎年、関東倶楽部対抗予選に出場している。
メンバータイムは平日8:45~9:15頃に3コース計15組、土日祝は7:30~9:52に3コース計60組を確保。1人予約のメンバー専用枠もありスタートは取りやすい。
これまで経営母体の変遷があったが、現オーナーは地元千葉県のトップアマ。プレーヤー目線の今後の運営に期待が持てそうだ。
現在、名義書換入会キャンペーンを行っており、正会員の名義書換料は66万円を46万円に、平日会員(土曜可)と週日会員(土曜不可)は33万円を23万円に減額(預託金証書額面から充当)。年会費は正会員41,800円、平日会員(土曜可)29,150円、週日会員(土曜不可)23,100円となっている(金額はすべて税込)。
メンバーには同伴家族・同伴ゲストが2組8名まで優待料金でプレーできる優待券を配布(設定日・除外日あり)。会員本人には誕生月優待があり、誕生月と翌月の2カ月間は何度行っても優待、同伴ゲストも特別料金でプレーできる。
会員権を家族に生前贈与したあとも引き続きプレーが可能な終身会員制度があり、終身会員になった後も競技参加が可能だ。
また、一の宮カントリー倶楽部(千葉県外房)、久山カントリー倶楽部(福岡県)と提携しており、メンバーは会員特別料金で利用できる。
敷地内には全棟一戸建てのプライベートコテージ『コテージおゆみ野』があり、仲間や家族と泊まってゴルフも楽しめる。住宅街に囲まれたゴルフ場ながら、建物はいずれもコースビューで開放感があり、メンバーは限定の特別料金プランで宿泊可能。5人乗り乗用カートでコテージからスタートホールに直接アクセスもOKだ。
入会に必要な予算の総額は110~120万円台で推移。周辺の袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースや浜野ゴルフクラブ、平川カントリークラブなどと比べると知名度は高くない。飛距離重視ゴルファー向きのコースでもないが、雰囲気がよく立地もいい穴場コース。都内から1時間圏内のアクセスで電車利用も東京駅から1本、乗り換えなしで便利。仲間や家族と気楽に通えるホームコースを探している人は候補に加えていいだろう。
基本情報
本千葉カントリークラブ
https://www.honchiba-cc.co.jp/
千葉県千葉市緑区大金沢町311
TEL 043-292-0191
開場日/1970年11月23日
コース設計/発知 朗
アクセス
・車
京葉道/蘇我ICから約5km 千葉東金道/大宮ICから約6km
・電車
JR外房線・内房線・京葉線/蘇我駅からクラブバス(予約不要)またはタクシー約20分
京成千原線/京成ちはら台駅から徒歩15分
ヤーデージ
27ホール パー108
東コース:バック3,369y~レディス2,542y
中コース:バック2,985y~レディス2,349y
西コース:バック3,163y~レディス2,523y
コースレート71.3
(いずれもベントグリーン使用時)
【ゴルフ会員権】メンバーに聞いたホントの話