パパになったスコッティ・シェフラー 難病を克服した少女に優しく接する姿を大勢のゴルフファンが称賛
米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。「フェデックス・セントジュード選手権」でスコッティ・シェフラーが少女に優しく接する姿を投稿した。
配信日時:2024年8月20日 04時10分
米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。「フェデックス・セントジュード選手権」の18番グリーンサイドで、スコッティ・シェフラー(米国)が難病を克服した女の子に歩み寄り優しく接する姿を写真と動画で公開した。
1枚目の写真では、キャップを脱ぎ、女の子と視線を合わせるようにしゃがんで笑顔で会話をするシェフラーの姿が捉えられている。
この女の子は9歳になるリリアナちゃん。彼女は8歳の時に肝臓がんの移植手術を受け、さらに放射線治療と化学療法を受けた。元気を取り戻すまでには辛い日々を過ごしたが、今は両親や兄弟と一緒に元気に暮らしているそうだ。
この子の治療にあたったのが、大会が開催されたテネシー州メンフィスにあるセントジュード小児研究病院。小児の難病治療・研究においては世界でもトップクラスの病院だ。そしてセントジュードの名前を冠した本大会からは、毎回、収益金の一部など多額の寄付を受けている。
2枚目の動画では、シェフラーがリリアナちゃんに歩み寄ると優しく握手。そして隣にしゃがむと会話を交わす様子が収められていた。今年5月にはパパになったシェフラーの優しさがにじみ出た姿だ。続いてキャディのテッド・スコット氏も隣に。スコット氏やリリアナちゃんが付けているキャディ用のビブスには、病院の子供たちが描いた絵がプリントされている。
この投稿を見たファンは、「彼は本当に素晴らしい人だ!」「彼が好きな選手であることの理由の1つがこの姿」とシェフラーを称賛。そして「神様が彼女を祝福してくださいますように」「セントジュード病院の子供たち全員のために祈っています」など、難病と闘う子供たちへの気持ちがこもったコメントが続いていた。
本大会では最終日に追い上げたものの、優勝した松山英樹とは3打差の単独4位で終えたシェフラー。それでも今季7勝を挙げ、ポイントランキングは6533ポイントで首位を独走。2位のザンダー・シャウフェレ(米国)は5037ポイント、先週の優勝で3位に順位を上げた松山が3899ポイントで後を追っている。プレーオフシリーズ残り2戦ではどのような戦いを見せてくれるのか。世界中のゴルフファンが注目をしている。