米国の飛ばし屋・フィナウ 106ヤードのパー3をドライバーで狙う!?
米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。強風の中、トニー・フィナウが短いパー3をドライバーで狙う動画を公開した。
配信日時:2024年2月2日 01時59分
世界で最も美しいコースと称えられるペブルビーチゴルフリンクス。現在は「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」が開催されているが、その練習ラウンドでトニー・フィナウ(米国)が7番パー3のティショットをドライバーで打つ動画を米国男子ツアー公式インスタグラムが公開した。
ペブルビーチGLはカリフォルニア州のモントレー半島にある太平洋に面したゴルフコース。その中でも7番ホールは海に突き出した部分の先端にあり、海風の影響を強く受けるパー3だ。
そこにやってきたフィナウ。空は暗い雲が覆い、シャツもハーフパンツも強い風にはためいているのが分かる。画面には「7番ホール、風に向かってドライバー」と表示されている。しかし、このホールはコースの公式ページで確認しても、106ヤードしかない。一方、フィナウはドライバーで300ヤードは軽く越す飛ばし屋なのだ。
強風の中、ドライバーでカットに打ったティショット。残念ながらボールの行方は動画でははっきりと確認できないが、ショットの後にアップにされた計測器には、ボール初速は時速172マイル(約77m/s)、キャリーは257ヤードと表示されている。とてもパー3のグリーンを狙う数字ではない。
ところが投稿文には「キャリーは257ヤードに届かない」と記されていることから、それでもグリーンには届かなかったようだ。
コメント欄にも、この猛烈な風に驚嘆する声が相次いだ。しかし中には「PGAツアーがこのような天候の時に開催されるのを見たいです。それが、私が全英オープンを愛する理由です」と厳しい環境の下でのトーナメントを見たいとするコメントも。
はたして「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」の4日間はどのような天候なのだろうか。好天の下でのナイスショット、強風の中で見せるテクニック。ゴルフファンならばどちらも見てみたいことだろう。大会の初日、フィナウはイーブンパー・50位タイでスタートを切っている。2日目以降の巻き返しに期待したい。