PGAツアーチャンピオンズ（シニアツアー）が公式インスタグラムを更新。「お誕生日おめでとう、リー・トレビノ！」と祝福。さらに「85歳の彼は今もドライバーにこだわりを持っている」と記すと、ティーイングエリアでシャフト談義をするスーパーレジェンド5人を動画で公開した。

動画は5人が横に並んだシーンからスタート。画面には「リー・トレビノは唯一無二」の文字。この5人は右から米国ツアーで73勝（メジャー18勝）のジャック・ニクラス（米国）、24勝（メジャー9勝）のゲーリー・プレーヤー（南アフリカ）、29勝（メジャー6勝）のトレビノ（米国）、39勝（メジャー8勝）のトム・ワトソン（米国）、そして米国女子ツアーで72勝（メジャー10勝）のアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）。この勝利数にシニアツアーや他国のツアーを入れると、数字はさらに大きなものとなる。

5人の会話のきっかけは、プレーヤーがトレビノのドライバーを見て「これはスパゲッティシャフトかい？」と尋ねたこと。実際に手にして軽く振ってみると「何てことだ、これを使いこなすには才能がいるね」。ニクラスも手にすると「かなり柔らかいね、これほどの物はなかなかないよ」と驚いた様子。

トレビノはニクラスのシャフトも柔らかいじゃないかと反論したが、「あなたのほど柔らかくはないよ」「私のシャフトは正規の物ですよ」と2人から言い返されてしまった。すると、「今度、私が持っているもう1本のドライバーも見てよ。本気で打つためのものも持っているんですよ！」。

さらに柔らかいシャフトについて「この方が簡単なんだ。スイングする必要がないからね。テクノロジーに基づいて、クラブが自分でしっかりとやってくれるのさ」と利点を強調。するとソレンスタムやニクラスから「何を言っているのかよく分からないよ」と言われてしまうが、トレビノは「私にだって分からないよ。ここにそう書いてあるんだ」と言って、シャフトに記された文字を指さすと、4人の笑いを誘っていた。

大勢のゴルフファンも、このスーパーレジェンド5人の動画を大喜び。そして豪華なメンバーをトランプのポーカーに例えて「ロイヤルフラッシュにハートの女王だね」と称賛するコメントもあった。