型破りなフィニッシュを見せる「フッシャーマンズ・スイング」と、グリーン上での派手なアクションで人気を集めたチェ・ホソン（韓国）が、米国のシニアツアーである「PGAツアーチャンピオンズ」にデビュー。アリゾナ州で開催される「コロガードクラシック」に参戦するのに合わせ、米国男子ツアーの公式インスタグラムはホソンの動画を公開した。

ホソンは高校卒業後、水産加工工場に勤務したが、右手親指を大けが。その後、ゴルフ場に勤務したことをきっかけに25歳で初めてクラブを握った。独学で猛練習に励みプロテストに合格すると、2001年にアジア下部ツアーで賞金王を獲得、08年にはレギュラーツアーでも初優勝を飾った。

日本ツアーでは3回の優勝を飾っている。あまりにも個性的なスイングが大きな話題となり、漢字表記の崔虎星から“虎さん”の愛称でも親しまれる人気者となった。

投稿では、ホソンの「フッシャーマンズ・スイング」やグリーン上でのオーバーアクションを集めた動画が公開された。ホソンの名前は忘れていても、このスイングが印象に残っている人は多いことだろう。ホソンは、19年には「AT＆Tペブルビーチプロアマ」に招待されてPGAツアーデビューを果たしており、米国でも多くのファンに強い印象を与えた様子。昨年9月に50歳となり、米国シニアツアーの出場権を満たしたホソンが、スポンサー推薦で今週の大会に出場することは、PGAツアーチャンピオンズの公式ホームページでもニュースとして大きく取り上げられている。

この投稿にも、すでに450件を越すコメントと、約6.3万回の「いいね！」がクリックされている。大会でも大きな注目を集める選手の1人となることだろう。