真似できる? できない? ピンに背を向けて片手で……しかもチップイン!? 米ツアーのスーパーショットがスゴすぎた
米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。ロバート・マッキンタイアが挑戦した後方チップショットを動画で公開した。
配信日時:2024年6月5日 01時48分
米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。先週の「RBCカナディアン・オープン」で米ツアー初優勝を飾ったロバート・マッキンタイア(スコットランド)が過去の練習ラウンドで挑戦した後方チップショットを動画で公開した。
投稿には「2021年の『ザ・プレーヤーズ選手権』の開幕に先立ち、ロバート・マッキンタイアはマット・クーチャーの象徴的な後方チップに挑戦…そして彼はそれをカップインしました!」と記されている。彼の米ツアー初優勝を祝して、過去のスーパーショット動画を見つけ出してきたようだ。
動画に映るボールは池の縁ギリギリに止まってしまい、スタンスがとれないためマッキンタイアは打ちたい方向に背を向けると右腕だけで後方に向けてショットした。するとボールはそのままカップイン。彼の嬉しそうな笑い声が響き渡った。
全景を捉えた動画では、上り斜面の絶妙な位置にワンクッションさせると、そのままカップに吸い寄せられていく様子が良く分かる。
このショットについてマッキンタイアは、「少し強いかなと思いましたが、ピンが助けてくれました。ここからのショットはグリーンに乗っただけでも素晴らしいのですが、時々、幸運が訪れますね」と振り返った。ここで「でも、あなたは左打ちなので、このショットは不要ですね」と聞かれると、「はい、まったく必要ありません。今回が私の人生での初挑戦でした」と笑顔で応えていた。そう、マッキンタイアは左打ちなので、本来ならば、今回の状況ではいつも通りにアドレスしてアプローチをすることができたのだった。
そして動画の最後には “ご本家” マット・クーチャーがトーナメントで見せたチップショットを公開。こちらは目標よりも右に飛び出してしまったが、何とかグリーンに乗せることは出来た。
この動画を見たゴルフファンは、「なんてことだ」「ゴルフってそんなに簡単なの? 」「素晴らしい」と、すっかり感心した様子。そして「今度、試してみるよ」と、自分自身の挑戦意欲を掻き立てられていたようだ。
マッキンタイアは17歳から本格的にゴルフに取り組んできた。2017年にプロ転向すると翌18年には欧州下部ツアーで躍進。19年にはツアー昇格を果たすと、賞金ランキング11位でルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得している。そして先週、「RBCカナディアン・オープン」で米ツアー初優勝。今後の活躍が期待される若手ゴルファーの1人だ。