米男子ツアーの「3Mオープン」に出場する松山英樹（31）。彼がこの大会で過去にみせたスーパーショットの動画4本が米国男子ツアー日本版公式インスタグラムで公開された。

最初の動画は、ピンまで105ヤードの距離からのショット。ウェッジと思われるクラブで放たれたボールは、ピンの右50センチにビタっとキャリー。スピンの効いたボールはワンバウンドしてトロトロとカップに寄っていった。

2つ目の動画はパー3ホールのティショット。松山はフィニッシュで右手を離してしまっているため、ミスショットか？ と思われたが、ややフェードしたボールはあわやホールインワンというほどカップの至近に着弾。ピン奥60センチにつけるナイスショットをみせた。

3つ目もウェッジショットと思われる動画で、ボールはピンの右にキャリーすると硬いグリーンに跳ねたボールは、バックスピンして見事ベタピンに。注目すべきは、グリーン上にピッチマークがほとんど確認できないこと。高い弾道で落下すれば、通常ならグリーン面をえぐるように跡がつくはずだが、この時はそれがない。つまり硬くボールが止まりにくいハードな状況でも、松山のショットには強いスピンがかかっていたのだ。

最後の動画は、グリーン周りからのアプローチ。やや上りのラインをピッチエンドランで打つと、グリーンにキャリーしたボールは滑らかに転がってチップインを決めた。

現地時間27日に開幕する「3Mオープン」。松山英樹はディフェンディングチャンピオン、トニー・フィナウ（米国）と、全英オープンで2位タイに入った、セップ・ストレイカ（オーストリア）とのラウンドとなっている。レギュラーシーズンも残り2戦となったが、現在フェデックスランキング54位の松山英樹は、プレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」10年連続出場へむけ、今大会で上位進出を目指す。