NBAマイアミ・ヒートの黄金期を支えたドウェイン・ウェイド。2019年にコートを退いてからゴルフにハマりだしたのだとか。2021年夏、タイガー・ウッズ（米国）にゴルフを教えてもらう動画が公開された際には初心者だったウェイドだが、なんと先週ホールインワンを達成した。

ウェイドがホールインワンを達成したのは、今年「全米女子オープン」が開催されたペブルビーチ・ゴルフリンクスの7番ホール。距離は100ヤードほどとかなり短いが、打ち下ろしで距離感がつかみづらく、右に広がる海とグリーンを囲むバンカーがプレッシャーをかけてくる。さらに、気まぐれな海風によってもがらりと難易度が変わるホールだ。

ウェイドはボールをセットし、素振りを3回。アドレスしてターゲット決めると、思い切りよく振り抜いた。打った瞬間に手応えがあったのだろう。ウェイドはフィニッシュの姿勢のままボールを見送る。「Get in the hole」という叫び声が聞こえた次の瞬間、ウェイドがクラブを置いて走り出し、周囲も大喜び。

ウェイドは仲間たちとハイタッチを交わしたり、チェストバンプをしたりと喜びを分かち合うと、カメラに近づき「やったよ！人生初のホールインワンだ！しかもペブルビーチだぞ！ペブルビーチでだ！」と大興奮で話した。

中級者以上のアマチュアゴルファーがホールインワンを達成できる確率は1/8000程度、プロであっても1/3700とかなり低い確率。そんななか、ホールインワンを達成するというのだから、やはりスター選手は持っているものが違う。

ウェイドはその後、ペブルビーチリゾート内にあるバーで、ホールインワンのお祝いをされるとともに、「今日はおごりだ！」と気前よく全員のドリンクをおごった。ちなみに、このバーで一番安いのは8ドル（約1,200円）のコロナやバドワイザーといった瓶ビール。カクテルは20ドル（約3,000円）前後。それをバーにいる全員におごったとは、やることも男前だ。