米ツアー初優勝から10周年を迎えた松山英樹 日米のレジェンドたちが活躍を称賛
米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。松山英樹が米ツアーで初優勝を飾ってから10周年を祝し、多くのレジェンドが登場する貴重な動画を公開した。
配信日時:2024年6月6日 04時39分
米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。6日に初日を迎える「メモリアル・トーナメント」。その2014年大会で松山英樹が米ツアー初優勝を飾ってから10周年を迎えたことを祝して、映像で当時を振り返り、大会のホストを務めるジャック・ニクラス(米国)、米国ツアーをともに戦うタイガー・ウッズ(米国)、日本の青木功らがインタビューに答えるという貴重な動画を公開した。
投稿では「松山マジックの10年をお祝いします」と記すと、続けて「2014年にメモリアル・トーナメントで飾ったヒデキのツアー初優勝は、彼をスターダムに押し上げ、2021年にマスターズで初のメジャー大会制覇に繋がりました」と、初優勝以降の大活躍ぶりを讃えた。
公開された最初の写真では、米ツアーで初優勝を飾った松山がトロフィーを手に初々しい笑顔を浮かべている。そしてパーパットを沈めて優勝を決めた瞬間の映像では、アナウンサーも大会名にちなんで「MATSUYAMA! Makes A Memorial」と叫んでいた。松山の元にニクラスが歩み寄ると、肩に手を添え祝福している様子も映されていた。
表彰式でトロフィーを手渡すシーンでは、ニクラスの「松山が優勝した時、私は『彼はこれからもたくさん勝つよ』と言ったよ。メジャーも勝つだろうとね」という声が重なるように流れてきた。
公開された何本かの動画には、最終日に同組でラウンドしたアダム・スコット(オーストラリア)、米ツアー18勝を誇る大ベテランのニック・プライス(ジンバブエ)、若手のジョーダン・スピース(米国)、日本人として初めて米ツアーで優勝した青木功、米ツアーで9年間活躍した丸山茂樹、今も米国を主戦場とする小平智、そして松山が初優勝をした時には14歳だったものの大きな刺激を受けたと語る中島啓太も登場、それぞれが松山に寄せる思いを吐露していた。
そしてタイガー・ウッズ(米国)は、「日本からやってきた選手がマスターズを制した。それは誰もが勝ちたい大会だが、彼はそれをやり遂げたんだ」と松山を高く評価した。そして再びニクラスが登場、「ヒデキは日本人でただ1人メジャーを制した男子選手だ。本当に素晴らしい選手だと、私は思っているよ」と称賛の言葉を贈っていた。
最後に松山は「この10年間、スイングも生活も変わってきました。それでも今は充実していると思います。これからさらに10年、20年と続けていけるように頑張りたいなと思っています」と静かに語っていた。