今週は「全英オープン」の前哨戦である「ジェネシス・スコットランド・オープン」に加え、“裏大会”の「バーバゾル選手権」が同日程で開催されている。「バーバゾル選手権」の初日、43歳のルーカス・グローバー（米国）が「63」をマークして首位発進した。

米国男子ツアー公式インスタグラムでは、グローバーの好プレー集が公開。12番パー4、残り138ヤード地点からのショットイン・イーグルや、191ヤードの16番パー3、池越えの9番パー3でのベタピンショットが映し出されている。

グローバーは、米国男子ツアーで4勝、2009年の「全米オープン」を制したこともある実力者。12年に左ヒザを負傷したこともあり、低迷した時期もあったが、21年の「ジョン・ディア・クラシック」にて約10年ぶりの復活優勝を遂げた。

今季はなかなか上位争いに食い込めない試合が続いていたグローバー。しかし、「ロケット・モーゲージ・クラシック」、「ジョン・ディア・クラシック」と2週連続でトップ10入りを果たし、調子を上げて今大会に臨んでいる。

ランキング上位陣が「ジェネシス・スコットランド・オープン」に出場しており、今大会はどの選手にも優勝のチャンスがあるといっても過言ではない。現在、通算320ポイントでフェデックスポイントランキング110位につけるグローバー。優勝して300ポイントが加われば、プレーオフシリーズ第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」の出場圏内へと浮上できる。43歳の2日目以降の戦いに期待がかかる。