転がすルートは一筋のみ! 渋野日向子が聖地で見せた完璧すぎる “アプローチパット” にファンは驚嘆
欧州女子ツアー(LET)が公式インスタグラムを更新。「AIG女子オープン」(全英女子)の練習ラウンドで渋野日向子が見せたアプローチパットを動画で公開した。
配信日時:2024年8月22日 06時25分
欧州女子ツアー(LET)が公式インスタグラムを更新。今週、「AIG女子オープン」(全英女子)が開催される“ゴルフの聖地”セント・アンドリュース オールドコースで、渋野日向子が練習ラウンドで見せた驚きの“アプローチパット”を動画で公開した。
投稿には「Getting creative on the Road Hole」(ロードホールで創造力を発揮する)と記されている。このコースではすべてのホールに名前が付けられているが、「ロード」と呼ばれるのは17番パー4。ティショットは右サイドにあるホテル越え、セカンドショットはグリーンの脇に難しいポットバンカーが口を開け、グリーンの奥にはかつて鉄道が走っていた跡が「道」として残されている。難関として終盤に待ち受けている名物ホールだ。
そこで渋野はアプローチをするのだが、動画で見ても上り下りのアンジュレーションがかなり大きいことが分かる。しかも左にはチラリとポットバンカーが見えている。
ピンまでだいぶ距離がある状況で、渋野はパターで転がすことを選択。しっかりヒットしたボールは、登り傾斜をグイッと上り、下り傾斜をスーッと転がり、バンカーの脇すれすれを通り抜けながら、グリーンにかけ上がり、スライスしながら見事1.5メートルほどまで寄っていった。これ以上ない完璧なルートに、思わず見ていた人たちからも歓声が上がったが、「うぉーうぉーうぉー!」と一番大きな声を上げていたのは渋野自身だろうか。
次のパーパットをしっかり沈めると拍手が送られ、渋野は2度ペコリと頭を下げていた。
この動画を見たファンも、「なんとゆう攻略法」「どこからがグリーンだ!?」「おもいっきりやっちゃって」と、日本ではほとんど見ることのない大胆なアプローチに驚いた様子だった。
先週は左の股関節からでん部にかけての突然の痛みで途中棄権をした渋野だったが、今週は練習ラウンドも無事にこなし、体調面の心配もなさそうに見える。19年大会では劇的なバーディパットで締めて優勝し、「スマイリング・シンデレラ」の愛称で世界中のファンから愛されている渋野。はたして今年も最終日の18番ホールで会心の笑顔を見せてくれるだろうか。