森田理香子が実践する「振れば振るほど飛ぶ」右足の使い方とは?
「飛ばしは下半身が大事」とよく言われる。今季ツアーに復帰し、若手に負けない飛距離をみせている森田理香子に右足の使い方を聞いてみた。
配信日時:2024年7月31日 23時16分
「飛ばしは下半身が大事」とよく言われる。でも、蹴っていく右足の使い方がよく分からない。目標方向に強く蹴ると体が左に突っ込んでしまうし、右ヒザが前に出て右カカトが浮くと強く押し込めない。今季ツアーに復帰し、若手に負けない飛距離をみせている森田理香子に右足の使い方を聞いてみた。
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私が大事にしているのは、右足をネジりながら地面をグッと押し込む動き。特にドローヒッターである私の場合、腰を早く回転させて打つので、右ヒザが前に出てしまうと、手元が浮いて右プッシュが出やすくなります。
アンちゃん(アン・ソンジュ)を代表とする韓国女子プロを真似て、ベタ足スイングにも挑戦しましたが、私はまったく飛びませんでした。彼女たちは例外。足が止まると体の回転も止まり、クラブヘッドが右に出て体から離れていってしまいます。足を止めると左に振れないんです。右足に体重が残るので、右プッシュが出ますし、腕力が強い男の人ならチーピンが出る場合もあります。
私はダウンスイングで左腰を回したら、右足を内側にネジりながら母指球で地面を押し込んでいます。右ツマ先を地面にネジり込む感覚。すると、体の回転が止まらずヘッドも走ります。さらに、クラブを左に振れて方向性も良くなる。インパクトで合わせにいく動きがなくなり、振れば振るほど飛びます。
フィニッシュでは、右カカトが上がるように左足に乗っていくことを意識してください。スイングに入る直前、足踏みするようにカカトを上げ下げしておくと、より足を使って振りやすくなりますよ。
■森田理香子
もりた・りかこ/1990年生まれ、京都府出身。2010年に圧倒的な飛距離を武器に、ツアー初優勝。13年には年間4勝を挙げて賞金女王に輝いた。18年にツアー休養を発表し、今季6年ぶりに復帰を果たした。
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