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    つま先の向き

    つま先の向き

    配信日時:2008年6月18日 11時48分

    • レッスン
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     ドライバーを飛ばすために、アイアンで良いショットを打つために、つま先を開いていたほうが良いのか、閉じていたほうが良いのかということを説明してみたいと思います。皆さん、漠然とつま先を開いていませんか? プロがこれくらい開いているからとか、ゴルフを始める時に教えてもらった先輩につま先は開くと教えてもらったからとか、というわけで、つま先の向きを考えてみたいと思います。開く、閉じる、どちらも正解です。問題は度合いです。

     ちなみに、僕はつま先をほとんど開かない派です。理由は、のちほど。


     つま先が真っ直ぐの状態と、開いた状態では体の回しやすさに影響が出てきます。体の固い人はつま先を開いておいたほうがスムーズに体の回転をさせることが出来るので、トップの位置、フィニッシュの位置で楽に良い形をとることができるでしょう。体が楽に回れば速く振ることも出来るし、フラつくことなくバランスの良いスイング、フィニッシュをとることが出来ます。体の柔らかい人はつま先を閉じておいたほうが体のねじれ(捻転)をきつくすることが出来るのでパワーが溜まり速く振ることが出来ます。柔らかくて回りやすいことはとても良いことなんですが、回りすぎという問題が起きることもあります。


     つま先を開くかどうかの基準は膝と腰が楽に機能できるかにあります。バックスイング、トップの位置では右膝がアドレスの角度(ゆとりをもって曲がっていた状態)を維持できるかどうかをみます。ここで膝が伸びてしまったり、窮屈なトップになってしまう人は右のつま先を多少開くと楽に正しいポジションにいける(到達できる)でしょう。次にフォローからフィニッシュにかけての腰に注目です。つま先を閉じてフィニッシュで腰が目標に正対できる人は閉じておいて良いと思います。フィニッシュで正対するまでいかない人は左の股関節または左の足首が固いので左つま先を開いてあげてください。フォローからフィニッシュにかけて楽に腰を目標に正対させることが出来るようになります。

     僕はスイング中に両足の大腿内側に力をかけて振りたいと思っています。大腿の内側に力が入ればスウェイ(体が左右に動きすぎてしまうミス)もしないし、ボールに伝えるパワー(体の捻転)を最大限にきつくする事が出来るからです。僕の場合は両つま先を開くと体が回りやすくなる反面、スウェイやインパクトでパワーを逃がしてしまうなどマイナスになってしてしまうことを見つけたのです。

     つま先を開くかどうかはいかに体を楽に(スムーズに)まわせるかということ、力を溜められるか(体をきつく捻転させれるか)ということ。バックスイング、フォロー、どちらかがきついということであればどちらかのつま先だけ開いたり閉じたりというふうに調節していきましょう。開く度合いも大きかったり小さかったり個人差があって当然です。一人一人、体の硬さやスイングが違うわけですから。自分にあった適度なつま先の向きをチェックすることも飛ばすためには必要なのです。

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