みなさん、ドライバーのバランスに気を配っていますか？ドライバーのバランスとは先のほうがどのくらい重くなっているかを数字で表したものです。僕のコース用のドライバーは45インチでD5というバランスになっています。これはバランスが重いほうになりますね。普通の一般男性だとD2前後を使っている人が多いです。これは市販されているドライバーのバランスがD2前後だからでしょう。最近のクラブでは、力の無い人でも振りきれるようにクラブバランスがD0やDをきっているドライバーもあります。

　クラブのバランスが軽くなっていくと、速く振りきりやすくなります。ヘッドスピードが上がりやすくなり、ミートもしやすくなるというメリットがあります。デメリットは、アンダースペック(使う人に軽すぎるバランスのクラブ)のバランスのクラブを使うと、インパクトで持っている力を出し切れないことが起きてくる事でしょう。インパクトでクラブとボールがぶつかる衝撃が弱くなってしまうのです。

　クラブのバランスが重くなっていくと、速く振りきるのが難しくなっていきます。これはデメリットになってしまいますが、インパクトでのクラブとボールがぶつかる衝撃が強くなるので同じヘッドスピードで振り切れた場合、バランスが重いクラブのほうが飛ばす事ができます。

　クラブのバランスは野球のバットに似ています。長距離打者のバットは手元が細く先のほうが太くなっています。逆に飛距離よりもヒット量産型の打者のバットは手元が重くなっていて素早く振ることが出来る仕様になっています。金づちもそうですね。先が重いので楽な力で釘を打ち込んでいくことが出来ます。金づちの先っぽが軽かったら速くは振れますが釘を打ち込んでいくほどの力は生まれませんよね。

　また、クラブのバランスを調整する時はヘッドスピードに注意しながらバランスを上げていくと良いでしょう。ヘッドスピードを落とさず最大限のバランスを出す事ができれば持っている力、体力以上の飛距離アップが望めると思います。バランスアップは簡単。鉛を貼るだけでよいのです。鉛を貼る位置によって弾道が変わってくる場合もありますので、そのあたりはゴルフショップなどでアドバイスを受ける事をお勧めします。