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    手首のコックの仕方

    手首のコックの仕方

    配信日時:2009年3月4日 07時34分

    • レッスン
     飛ばす時に重要な手首のコックの話です。アドレスの状態を飛球線後方から見た場合、両手とクラブは1直線にはなっておらず、手首のところで必ず両親指側に少し曲がった状態になっていると思います。ここからテークバックを開始するわけですが、手首のコックは親指方向に手首を曲げていく事になります。アドレスの時点で、ややコックが出来ている状態といってもよいでしょう。問題はどこでコックするのかが一番難しいところだと思います。

     手首のコックは親指方向ですから自分から見て飛球線に90度から80度に近いくらい真上もしくはやや右上に上げていく動きになります。これは、あくまでも手首と手だけを動かした形です。実際は背骨を中心に体を右に回していくので、ちょうどオンプレーンの位置に上がっていくのです。プロの連続写真なんかを見ると手元がちょうど良いところにあって、手首のコックの角度も最適な角度が出来ています。ただ、あれを真似していると、普通よりもインサイドに上がったり、手首のコックを親指方向に出来なかったり勘違いが起きてしまうこともあります。結果的にオンプレーンに上がって手首のコックも出来ているわけですが、実際は手首と体が別方向に動くから出来ているんですね。手首のコックと体の回転が同じ方向に行ってしまうとクラブがすごくインサイドに入ってしまいますので気をつける必要があります。

     なぜ、手首のコックが必要かというと、いろんな意味で必要なパワーを生むことができるということと、ボールを正しく捉えるように打つことが出来るようになるのです。逆に言えばコックが出来ていないと、パワーも出ないし、正しく打つことが出来ないということです。僕が見てきた中でアマチュアゴルファーの一番難しい問題となっているのがダウンスイングからインパクトにかけて手首のコックがほどけて手前をダフってしまうミスだと思います。これは、ダウンスイングで手首のコックがほどけているのがミスの原因ですが、テークバックでコックが充分に出来ていなかったというのが原因でもあります。

     手首を正しくコックする事が出来れば腕とクラブの角度は90度強ぐらいまでしか出来ないはずです。90度強以上よりクラブが先に垂れてしまっている時は、どちらかの甲側におれてしまっているかもしれませんね。アドレスしたところから真上に上げるコック。どちらの甲側にも折れないように気をつけてみてください。スイングもずっとコンパクトになるはずですよ!

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