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    線でとらえる

    線でとらえる

    配信日時:2009年8月5日 11時35分

    • レッスン
     今日はボールをインパクトするまでのお話です。トップからダウンスイングに入りボールをインパクトするのに点でとらえる人もいれば線でとらえる人もいます。どちらが飛んで真っ直ぐ飛ばせるでしょうか?答えは、線でとらえるほうが確実にドライバーの芯でボールの芯をとらえることができ、遠くに正確に飛ばすことが出来ます。

     点と線の違いとは、ダウンスイングでのクラブの軌道の違いと、クラブヘッドの動きの違いです。よくスイングプレーンという言葉を耳にしますが、ボールを狙ったラインに真っ直ぐ飛ばすために必要なスイング中のクラブ軌道の事です。スイング中のクラブの軌道が間違っていると狙ったラインに打ち出すことが難しくなります。たとえ、狙ったラインに打ち出せたとしても、ボールが左右に曲がる確率が高くなるでしょう。この、クラブ軌道が間違っているインパクトを点でとらえると僕は考えています。それは、この間違った軌道では、真っ直ぐ飛ばすのには、ボールとクラブフェースがただしくぶつかるところが1点しかないからです。逆に、線でとらえるとは、打ちたい方向に対し、正しいクラブ軌道でクラブを振り下ろしてくる事を言います。クラブ軌道が打ちたい方向に対して正しければ、あとは、フェースの向きだけ正しければ確実に真っ直ぐとらえる事ができます。たとえ、多少フェースの向きが間違っていてもボールの曲がりが少なくなるのです。

     それでは、目標に打ち出していくヒントを教えましょう。たとえば、気をつけの状態で立ち、ボールを体の真正面5メートルの的に当てたいとします。みなさんは、どう腕を振り上げて、どうボールを投げると真正面に真っ直ぐ投げる事が出来ると思いますか?答えは簡単、腕を真後ろに真っ直ぐ振り上げ、目標に真っ直ぐ振っていけば何もしないでも真っ直ぐ投げることが出来るでしょう。ここで、真後ろでなく、右後ろに引いたり左後ろに引いたりすると真っ直ぐ投げるためには投げる動作中どこかで腕の振りを修正しないといけなくなるのです。目標に向かって真っ直ぐ腕を引いて腕を出せば、たとえボールを放すタイミングが速くても遅くてもボールの高さや飛距離は変わりますが、真っ直ぐ投げたい方向に投げる事ができますよね!?

     ゴルフは打ちたい方向に対して真横を向いて構えているわけですが、理屈は同じです。真横の目標ではあるのですが、目標に対して真っ直ぐバックスイングを上げていき、フォロースルーで真っ直ぐ目標方向に振っていくことが出来れば、正しい軌道で振れているということになるのです。あとは、フェースの向きだけ注意する必要がありますが。

     スイング中のクラブ軌道が間違っていると真っ直ぐ飛ばすためには、正しいインパクトは1点しかないと思っていてください。スイング中のクラブ軌道が正しければインパクトが多少ずれても、フェースの向きが多少ずれていても真っ直ぐに近いボールを飛ばすことができるということです。

     皆さんもクラブの軌道をチェックしたり、ボールを真正面に投げてみたり体感してみてください。いかにスイング軌道、クラブ軌道が大事か体感できると思いますよ!

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