皆さん、元気いっぱい飛ばしてますか？今日は手打ちが飛ぶということを説明します。ボディターンという言葉は良い言葉に聞こえますが、手打ちというのは、悪く聞こえると思います。手打ちだから飛ばないんだよ、とか言われた事がある人も多いと思いますが、実は、手打ちだから飛ばない飛ばないというのは嘘なんです。今日はその勘違いを書いてみたいと思います。

　ボディターンで打つ（手で打たない）という教え方も間違ってはいませんが、これでは飛ばす事が出来ません。クラブを早く振る、ヘッドスピードをあげるためには腕の振りのスピードを上げなくてはいけないからです。ボディターンで体の回転で打つと腕の振り、クラブの軌道は良いところを通る傾向にはありますが、腕を速く振ることはできません。腕を速く振るためには体を動かさず手だけを振る必要があるのです。

　ボディターンを意識するのは、悪い事ではないですが、体の回転を意識するあまり、体の無駄な回転、動き、スウェーなどが多くなり、腕が早く振れないのです。ボディターンで振るということは、体の正面に両手の位置をキープするような形になると思いますが、そうすると、両腕にある程度力を入れておかないと体の正面に保つ事は出来ないのです。逆に、両腕の力を抜き、グリップもやわらかく握り、手首が自由自在に動ける形を作っておいて、体はアドレスのまま手だけで振ってみると意外と速く振れる事に気がつくと思います。2、3回振っただけでは体感できないと思いますので、いかに柔らかく速く振れるかという感じで連続で10回くらい振ることが大事です。

　さらに、クラブヘッドのほうを持って、グリップを下にしてクラブが軽い状態で振ってみると両腕に力が入っていると速く振れないのが体感できるはずですよ。速く振るためにはクラブが前後左右自由自在に動けるように握ってインパクトのところだけ力を入れるように振ってみてください。そうするといつもと違う、ビュッという短い鋭い音で振ることが出来るようになると思います。ただ、クラブを逆さまに持ってるから早く振れるのは当たり前と思うかもしれませんが、早く振ることを知らない人は短い鋭い音を出せないので音で判断してみてください。その方法だと、普通にクラブを振るよりもヘッドスピードが5から10上がっているはずです。その未知の世界を体感して、体に、脳に焼き付けるようにしましょう。あとは、クラブを普通に持って、重く感じるかもしれませんが、気持ちだけは速く振れるんだという事を信じて思いきり良く手打ちしてみましょう。

　きっとヘッドスピードが上がりちゃんと当てる事ができれば飛距離は確実に変わってきますよ！