アマチュアの人とゴルフをしていると、9割の人が良いスコアでまわりたいと言います。1割の人はスコアよりも、人よりドライバーを飛ばす快感、優越感を味わいたいと言います。上がってなんぼという言葉があるくらいですから。飛距離とスコアなかなか両立は難しいです。これは、プロでもそうです。ある有名なツアープロでさえも、ドラコン競技で飛距離アップを追及するとスコアを作れなくなっていたのです。飛ばすってことは、やっぱりなんだかんだ思い切り振ってしまうようになるのです。

　思いきり振ると感性が悪くなります。力いっぱい振ったあとは、小技が上手くいかないことが多々あると思いますが、それは、腕の神経が麻痺している状態にあるからです。思い切り振ると腕の血流が指先のほうに一気に集まるし、筋肉が強く振ったときの感覚を覚えてしまうからゆっくり、やわらかく振れなくなるのです。ドラコン選手なんか、思い切り振りすぎて、ティアップするときに腕や指がプルプルしてしまうくらいです。

　ゴルフが上手い人は自分の力もスイングもコントロールしています。上手な人のスイングは、力みを感じませんよね。ツアープロでももっと振ることが出来るですが、コントロールして打っていますね。ボールを強く叩くか、ターゲットに運ぶように打つか、どちらもゴルフです。みなさんはどちらを選びますか？

　飛ばしながら、スコア良くするためには、自分の最大スイング力を上げましょう。最大スイング力とは、一番、速く、バランスよくスイングできる状態でのヘッドスピードやミート率などです。コースでは、７〜8割でスイングするわけですから、最大スイング力を上げておけば７〜8割のスイングスピードもつられて上がるということです。

　さらに、思い切り振らずに飛距離アップをするためにはどうすれば良いか？それは、体幹のトレーニングをしたり、筋力を上げる必要があります。簡単に出来るトレーニングはダッシュの走りこみや、腕立て伏せなどの運動。瞬発力を上げる必要があります。体の筋力、パフォーマンス力が上がれば、今までのスイングでもクラブを振るスピードを上げる事が出来ます。やっぱり、飛ばすには、筋トレかと思われてしまうかもしれません。でも、それは、最大スイング力アップ、飛距離アップには、必要なことなのです。これも、飛ばすためには仕方ないと考えるようにするしかないでしょうね。でも、マッチョすぎても飛ばないですから、動ける筋肉をつけていきましょう！