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    左肩と右肩の入れ替え

    左肩と右肩の入れ替え

    配信日時:2010年12月2日 03時12分

    • レッスン
     飛ばすスイングを作るうえで重要なポイントの一つとして、左肩と右肩を入れ替えるということがあります。アドレスの時にベルトあたりから少し前傾して構えますが、そこから自分の背骨を中心に右に背中をねじり、アゴの下に左肩を入れていきます。そこからダウンスイングを開始して右肩を左肩の入っていたアゴの下までスムーズに入れ替えないといけません。

     スムーズに肩の入れ替えが出来ていない例としては、アドレス時に体がボールに対して前傾していますから、左肩をアゴの下に入れた時には、左肩のほうが下がり、右肩のほうが高くなっていないといけません。そこからスイングし、フォロースルーの段階では右肩が下がり、左肩が高い位置にあるのが自然な形になります。しかし、右肩が下がりすぎたフォロースルーもよくありません。

     そこで、どういう練習をすれば良いかですが、まず長くて思い棒を見つけてください。例えば、ピンフラッグとか、物干し竿とか、バーベルの棒とか。一番身近なものはドライバーでしょうか。ドライバーだと少し重さが足りないのですが、肩の入れ替えのチェックはできるでしょう。ここでは、物干し竿を使った練習方法を紹介したいと思います。物干し竿を両肩に乗せて担ぎます。そこから両手を離して握ります。肩に担いだら両足を程よく広げ、7番アイアンくらいのスタンス幅をとります。そこから7番アイアンを打つくらいの前傾姿勢をとり、アドレスを完了させます。さらにそこからバックスイングに入り、物干し竿の棒が目標に対して90度以上回るように背中をひねります。120度くらい回るようになると、背中が硬かった人もストレッチされてスムーズに回るようになるでしょう。トップからフォロースルーの方向に進んでいき、今度は物干し竿の右先端が同じく120度くらい左に回っていくようにします。この左右にまわす動きを数回行うわけですが、重要なポイントは、左の先端と右の先端が同じところに回ってくるようにするということです。その際、物干し竿が上下に揺れることなく、物干し竿の軌道が一本の線になるようにする事が重要です。棒が揺れて左右に動くということは、前傾した背骨に対して水平に肩がまわっていないという事になりますから、クラブを持ってスイングしても上手く背中を回転させる事ができないのです。

     スイングでは、腕の振り方がとても重要ですが、たとえ腕が上手く振れていても肩の回転が間違っていたら良いスイングが出来ないのです。背中のストレッチと背筋を強化するためにこのドリルを続けてもらえばもっと鋭く安定したスイングを身につけることが出来るでしょう。頑張って物干し竿を担ぎましょう!

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