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    肝心な時にでるチョロ

    肝心な時にでるチョロ

    配信日時:2010年12月9日 02時23分

    • レッスン
     今日は飛ばすためというよりは、ミスショットの原因を紹介します。なかでも、ありがちなミスである、チョロについて説明したいと思います。

     朝イチのショットや、ここ一番飛ばしたい時にボールの一番上っ面を打ちすぎてチョロってしまうことありませんか?朝イチみんなが見てる前で目の前の池なんてこと。それか、チョロまでとは行かなくても肝心な時にトップしてしまうこともあるでしょう。

     トップやチョロの原因は起き上がる、伸び上がってしまうということ。何が伸び上がるのか、それはもちろん、アドレスで出来た体の前傾角度のことです。アドレスでは、ベルトあたりから前傾して構えていると思いますが、スイング中に起き上がってこの角度が変わってしまうとボールに届かなくなってしまうのです。前傾角度が伸び上がってしまうと手元も伸びてしまい上手く打ててもフェースの先っぽに当たってしまいます。上手く打ててもスライスしてしまいます。背中の前傾角度が起き上がるということは、頭も後ろに動いてしまいます。少しくらいならごまかせても、頭一つ分も動いてしまうとチョロが出るわけです。

     伸び上がる人が多い理由は、テークバックで沈む人が多いからなのですが、まれにテークバックで沈まない人でもダウンスイングインパクトで起き上がってしまう人もいます。その原因はクラブを振り下ろしてくる時に遠心力が働いてクラブが遠くに行こうとしてしまうことです。クラブが遠くに行こうとするので手元のコックがほどけ、そのまま打ってしまうとボールの奥側を振ってしまうので、無意識に前傾角度を伸び上がらせて調節してきているのです。他に考えられる理由はボディターンの方向を勘違いしてしまっているケース。前傾しているわけですからインパクトからフォローでは右肩のほうが下がっていても良いのですが、肩を地面と平行に回してしまうと前傾角度が崩れていくのです。

     沈み込みながらフットワークを使い踏み込んでいく癖をつけると今よりも強いインパクトが出来るようになります。タイガーウッズや遼くんのスイングをイメージしてもらいたいのですが、トップから頭が下がるくらいクラブを地面方向に振り下ろしているのです。これは、引力を使おうとしているわけで、クラブを真横に振るよりは縦に降ろして、正しいスイングプレーンに載せていきながら、さらにスイングスピードも上げていける振り方なのです。この動き、腹筋が強いとさらに力強くできますよ!お腹に力を入れてスイングするというのも一つの手です。腹筋、よく丹田といわれますが、腹筋に力を入れてスイングを開始し、振り終えるとバランスよくスパッと振れるようになります。もちろん、前傾角度の伸び上がりも抑えられます。普段から前傾角度を意識して大きなミスショットにならないように練習しましょう!

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