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    反動をつけずに打つ練習

    反動をつけずに打つ練習

    配信日時:2011年2月18日 02時37分

    • レッスン
    写真1
    写真1
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     先日、トップで手首が曲がりすぎたり、腕が曲がりすぎたりする人を見ました。飛ばしたいためにトップで振り下ろす際に、反動を付けすぎているのが原因です。プロは、クラブを振り上げてきて、トップでクラブはほとんどブレることなく上がってきた軌道を下りてきます。トップが決まらない、どこにヘッドがあるか分からない、トップでクラブが大きく暴れてしまうという人のために、今回はトップでの緩みを直す方法を書いてみたいと思います。

     まず、普通にボールにアドレスします。そこから背中を回し、腕は右肩の高さくらいまで上げます。スイング中であれば、少しは手首の動きが入っていますから、少しコックが入った状態になっていると思います。しかし、今日の練習では、ほとんどコックを入れていない状態で止めてください(写真1のように)。そこで3秒くらい(もしくは、正しいトップの位置を確認する時間くらい)止めてみます。このドリルの正しいトップとは、先ほどの写真のコンパクトなノーコックのことです。これで、このドリルの正しい形がセット完了です。

     このトップからボールを打ちに行ってくださいと言うと、ほとんどの人は、一度クラブを少し振り上げて反動をつけて降ろしてきます。小さいノーコックで作ったトップですから物足りなくて、反動をつけて、少し大きなトップを作ってから降ろしたほうが振りやすいのでしょう。確かに自然な動きだとは思います。しかし、この練習法では全く反動をつけずに降ろす力だけで打つようにして欲しいのです。

     最初は打ちづらいので、全然当たらないということになると思いますが、しばらくするとクラブの重さを感じて振れば打ちやすいということに気がつくでしょう。さらに、トップの手首はノーコックですから、振り下ろす時も何もしない感覚になってくるともっと当たるようになるでしょう。7Iで100ヤード飛べば完璧です。それよりもまずはそこそこボールをコンタクト出来るようになれば良いし、真っすぐ狙ったところに飛ばせるようになれば良いと思います。

     超ノーコックのコンパクトなトップから打ちに行くとタイミングが取りづらいと思います。体の回転スピード、腕を振るスピード、クラブのスピードが3つ揃う時にナイスショットが出るはずです。この練習でコンスタントに打つことが出来るようになれば、タイミングの取り方も上手になり、普通にスイングする時もトップでクラブが暴れなくなり綺麗な流れるようなスイングをすることが出来るようになります。

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