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    クラブの選択のしかた

    クラブの選択のしかた

    配信日時:2011年6月9日 03時35分

    • レッスン
     ラウンドレッスンでよくみかけるミスが、クラブの選択ミスです。ここでそれを持ったらまずいだろうというところで平気でチョイスしてくるわけです。今日は、いくつかそんな例を挙げてみたいと思います。

     ティショット=ドライバーではありません。ほとんどのアマチュアの人はドライバーを選んでいます。ドライバーが一番飛ぶクラブだからでしょう。それでも、時にはクラブを代えてあげたほうが優しい場合もあります。たとえば、両サイドOBのホールや、片方にずっと池がある場合、自分の飛距離でもハザードに入ってしまう距離の時などです。成功率が90%以上ならドライバーでも良いと思いますが、それ以外の場合は無謀としかいえません。

     二打目での選択ミスの例。ラフなどの長い草のところで、大きい番手を持ってしまうこと。番手が上がれば距離が出ると思い込んでいますが、それはあくまでもナイスショットをしたときの話。長いラフにクラブが絡まればボールは全く飛ばないでしょう。そういう場合はSWやPWといった短いクラブのほうが結果として飛ぶ場合もあります。自分の力量で、長いラフの状況で何番までがナイスショットできるかを知っておく必要があります。同じような例で、フェアウェイバンカーからの選択ミス。これも長いクラブを持って一か八かギャンブルする人もいますが、大怪我をしないようにするためには、短いクラブで確実にバンカーのアゴを越えて次のショットでグリーンを狙えるところに持っていくのが定石でしょう。

     グリーン周りでも選択ミスが見られますが、SW一本でいろんな球筋が打てるアマチュアやプロを除いては、いろんなクラブを駆使したほうがミス無く打てるでしょう。結果カップに寄せることが出来るのです。グリーンの奥にピンがきってあり、30ヤードくらいグリーンを使える状況でSWで球を高く上げてしまい距離感が狂ってしまうということもしばしば見かけます。そんな時は、パターや9I、7Iなどでボールを転がしていけばよいのです。逆に、グリーンがうねっていたり、高い段の上にカップがきってある場合は、転がすのが難しいので、SWなどで高いボールでピンの根本に打っていく方法もあります。

     ここまでの話だと、無理せず刻めみたいな話ばかりでしたが、時にはグリーンの奥からのほうが安全だったり、寄せやすい場合もあります。その時は、ちょっと大きめのクラブで攻めるのも有効です。

     今日の話は、前回の100ヤード以内を3打であがるという話と関係がありますね。ただ、ピンまでの距離のクラブをチョイスするんじゃなくて、状況と自分の力量をふまえてどれが一番安全なクラブなのかを判断する事が大事なのです。クラブ選びが正しければ沿う大きな怪我をすることもありませんし、ナイスショットの確率も上がり、スコアに直結するのです。

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