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    ライの悪いところでのトップやザックリの理由

    ライの悪いところでのトップやザックリの理由

    配信日時:2011年6月16日 03時15分

    • レッスン
     せっかくグリーン周りに2打来ても、そこからアプローチをミスしてしまってはスコアを崩してしまいます。しかも、グリーン周りに来たのにライが悪いということもしばしばあります。今回はそこからミスをしないようにする方法を考えてみたいと思います。

     ライが悪い場合のひとつに芝が薄いところがあります。芝が薄いとダフリやすいのでダフリを警戒してトップになっている人がたくさんいます。意外とトップのほうが多いですね。これは警戒しすぎてスイングを壊してしまっていることが考えられます。ダフリたくないからボールをハーフトップして打つところまでは正解ですが、頭や体まで動かしすぎてしまうのが原因です。さらに、スイングリズムが物凄く速くなっている場合がほとんどです。構え良し、バックスイングのテンポ良し、でも、肝心のダウンスイングで打ち急いでしまう。打ち急ぐと手元が先行しますからハンドファーストのインパクトが強くなってしまうためトップが出やすくなってしまうのです。

     次に、ライが湿っている場合には、大ダフリが良く見られます。ザックリとかチャックリとも言われますが。ダフル場合も体や頭が動くことが多いですね。手元も力んでしまっていることが多いです。トップしてしまう打ち急ぎの原因でダフルこともありますが、基本的にはスイングリズムが緩んでいる人が大きくダフっているように感じます。緩むとは、スイングリズムが遅くなることでもありますし、手首とクラブの角度がほどけてしまいボールを打つ前に手元が落ちてしまってダフルということになります。

     ダフリやトップをしないためには、まずは、転がせないかを考えましょう。SWで打つよりもAW、AWで打つよりもPW、PWで打つよりも9番アイアンなのです。なぜかというと、番手を上げるほど、クラブのロフトが立ちます。ロフトが立つとボールの真横を打つのがとても簡単ですよね。もちろん、パターが一番ロフトが立っていますからボールをトップしたりダフったりするミスを極端に減らすことができます。SWのようにロフトが寝ているとボールが上がりやすいですが、クラブのリーディングエッジが前に出っ張っているので、ボールの赤道より上を打てばトップしてしまうし、ボールの下を打ちすぎるとダフリになるわけです。ボールを上げようと思うからSWを選んでしまうし、ミスをしてしまうわけです。

     クラブ選びでミスを大幅に減らすことが出来るのを頭の片隅においておいてください。でも、どうしてもSWを使わなくてはいけない状況があります。バンカー越えなどの障害物を越えなくてはいけない状況です。このような時は、小さな緩みのないうち方で、自分のスイングに自信を持って覚悟を決めて打つしかないのです。一度ミスしたことがある状況になると、悪い結果を思い出してしまうし、怖くなると思いますが、その気持ちを払拭することが大事です。払拭するためには日頃からそのような状況を想定して練習に取り組む必要があるでしょう。

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