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    クラブとボールのあいだに

    クラブとボールのあいだに

    配信日時:2011年10月27日 02時29分

    • レッスン
     クラブとボールの間に何か物が挟まる場合があります。それは、バンカーの砂、ラフの芝です。今日はボールとクラブの間にこの二つが挟まった場合の話です。

     バンカーの打ち方は以前にも紹介しましたが、アウトサイド・イン軌道で振っていくと上手く脱出できます。このときにクラブとボールの間に砂が挟まるのですが、ボールは振られたほうに真っすぐ飛んでいくのをご存知でしょうか?ピンに対して左に振ったらボールは左に真っすぐ飛んでいくのです。ピンに真っすぐ打ちたいならピン方向に振っていかなくてはいけないのです。バンカーはアウトサイド・インで打つと簡単に脱出できますが、全部ピンの左に飛んでしまっているのを気づかれている方は少ないようです。

     同じ事はラフでも起こります。ラフにボールがある場合で、クラブとボールの間に芝が挟まる場合もクラブが振られたほうにボールは飛んで行きます。インパクトでクラブが右を向いていようが(フェアウェイなど芝が挟まらない状況ではスライスになりますよね)、左(芝が挟まらない状況では左に曲がるフックボールになります)を向いていようが、ボールにサイドスピンはほとんどかかりません。だからラフから良い当たりをするとボールは左右に曲がらず真っすぐ綺麗に飛んで行きます。フェアウェイよりもラフからのほうがナイスショットするというアマチュアの方はたくさんいらっしゃいます。

     バンカーとラフのようにクラブとボールの間に芝が挟まる場合はフェースの向きはどこを向いていても良いのです。ただ、クラブが振られる方向にボールが飛ぶということを頭においておかなくてはいけません。バンカーもラフもフェースを少し開いておいたほうがインパクトからフォローでのクラブの抜けが良くなります。クラブの抜けが良くなればフィニッシュまで気持ちの良いスイングをすることが出来ます。フェースが開いているからスライスするのではないかと心配しなくて良いのです。フェースを直角に入れようとするほうが芝やバンカーの抵抗に負けて振れなくなるのです。こんな、ちょっとしたことでラフやバンカーが苦手だった人も得意になる場合がありますよ。

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