強欲では上手くならない
強欲では上手くならない
配信日時:2011年12月15日 03時50分
ゴルフって人生によく例えられるし、その逆で人生ってゴルフにたとえられることが多いですね。僕のコラムは上手くなるためのアドバイス、インフォメーションですが、逆に取れば、上手くならない練習法を紹介していることにもなります。ということは、受け取る側の考え方しだいで全く別の物になるということです。そして、人間は欲張りな生き物であり、ゴルファーもまた欲張りな生き物だと思うことがたくさんあります。
僕の隣の打席で、シャンクに悩んでいるおじさんがいました。この世の終わりってくらい落ち込んでいて、イライラして50球中45球はシャンクしていました。ゴルフってつまんないって感じで練習しています。僕は、見るに見かねてワンポイントだけアドバイスをしてあげました。すると、次の一球目からシャンクは治り、今度は50球連続で狙ったところにビシビシいくようになりました。一球もシャンクをすることもなく。技術的な解説をすると、その人のシャンクの原因である振り遅れ、シャフトが寝てしまう、体の開き、クラブヘッドの正しいターンを教えてあげた結果、シャンクは、治ってしまったわけです。
と、ここまでは良かったのですが、今度は僕がアドバイスしてあげた事を極端にやりすぎて、ひっかけが出るようになったのです。といってもグリーンを外さない程度のひっかけです。その人のシャンクの原因を解決した方法は、極端にやれば、ひっかけるようにスイングしていく打ち方になりますから、極端にやりすぎるとひっかけてしまうのが当たり前なんです。その代わり、シャンクは全く出なくなったのですよ。ちょっと目標より左に飛ぶ程度のひっかけですよ!あなたのさっきまでのシャンクは、真右に飛んでいたじゃないですか?と言いたかったです。ほんの30分前はシャンクで悩んで、この世の終わりというような顔をしていた人が今度は、ひっかけが出るようになったじゃないかとクレームをつけてきたのです。これにはビックリしました。僕は、シャンクが治っただけでも良いじゃない?と思うんですけどね。そんなもの、あとは自分のさじ加減でシャンクとひっかけの中間のスイングをすれば狙ったところに真っすぐ打てるじゃないかと思うわけです。実際、練習量が今の今じゃ、絶対足りないでしょう。そんなにすぐ簡単に掴めるかと思いました。ゴルフってそんなに簡単じゃないぞと久しぶりに怒りました。
このゴルフのやりとりのシチュエーションを人生に例えてみると、仕事がなくて、生活に困っていて、この世の終わりのような顔をしている人に、仕事のチャンスを与えてあげた。その人は、ワラにもすがる思いで飛びつき、人生が上手くいくようになり感謝した。ところが、しばらくやってみて、幸せな味を占めてしまったのか、今度は仕事の内容とお金が物足りないといって仕事のチャンスを与えた人に文句を言ってきた。というような感じに例えられませんか?
ゴルフも人生も欲張ったり、傲慢になったりしてはいけないのではないでしょうか?僕が言いたいのは、あれもこれも欲しい、あれもこれも治したいと思うのが人間(ゴルファー)だけど、たった一つのことも一生懸命出来ない人間(ゴルファー)は絶対進歩しないでしょう。まずは、目の前の一つのことを一生懸命極めて、次のステップにチャレンジするというのが人生でありゴルフの上達の近道だと僕は思うんですけどね。
シャンクのおじさんの話は、極端にしても、これに似たケースには、良く遭遇します。上手くなるためには、あれもこれも欲張らず、ひとつずつ解決していく考えを持っていて欲しいなぁと思います。
僕の隣の打席で、シャンクに悩んでいるおじさんがいました。この世の終わりってくらい落ち込んでいて、イライラして50球中45球はシャンクしていました。ゴルフってつまんないって感じで練習しています。僕は、見るに見かねてワンポイントだけアドバイスをしてあげました。すると、次の一球目からシャンクは治り、今度は50球連続で狙ったところにビシビシいくようになりました。一球もシャンクをすることもなく。技術的な解説をすると、その人のシャンクの原因である振り遅れ、シャフトが寝てしまう、体の開き、クラブヘッドの正しいターンを教えてあげた結果、シャンクは、治ってしまったわけです。
と、ここまでは良かったのですが、今度は僕がアドバイスしてあげた事を極端にやりすぎて、ひっかけが出るようになったのです。といってもグリーンを外さない程度のひっかけです。その人のシャンクの原因を解決した方法は、極端にやれば、ひっかけるようにスイングしていく打ち方になりますから、極端にやりすぎるとひっかけてしまうのが当たり前なんです。その代わり、シャンクは全く出なくなったのですよ。ちょっと目標より左に飛ぶ程度のひっかけですよ!あなたのさっきまでのシャンクは、真右に飛んでいたじゃないですか?と言いたかったです。ほんの30分前はシャンクで悩んで、この世の終わりというような顔をしていた人が今度は、ひっかけが出るようになったじゃないかとクレームをつけてきたのです。これにはビックリしました。僕は、シャンクが治っただけでも良いじゃない?と思うんですけどね。そんなもの、あとは自分のさじ加減でシャンクとひっかけの中間のスイングをすれば狙ったところに真っすぐ打てるじゃないかと思うわけです。実際、練習量が今の今じゃ、絶対足りないでしょう。そんなにすぐ簡単に掴めるかと思いました。ゴルフってそんなに簡単じゃないぞと久しぶりに怒りました。
このゴルフのやりとりのシチュエーションを人生に例えてみると、仕事がなくて、生活に困っていて、この世の終わりのような顔をしている人に、仕事のチャンスを与えてあげた。その人は、ワラにもすがる思いで飛びつき、人生が上手くいくようになり感謝した。ところが、しばらくやってみて、幸せな味を占めてしまったのか、今度は仕事の内容とお金が物足りないといって仕事のチャンスを与えた人に文句を言ってきた。というような感じに例えられませんか?
ゴルフも人生も欲張ったり、傲慢になったりしてはいけないのではないでしょうか?僕が言いたいのは、あれもこれも欲しい、あれもこれも治したいと思うのが人間(ゴルファー)だけど、たった一つのことも一生懸命出来ない人間(ゴルファー)は絶対進歩しないでしょう。まずは、目の前の一つのことを一生懸命極めて、次のステップにチャレンジするというのが人生でありゴルフの上達の近道だと僕は思うんですけどね。
シャンクのおじさんの話は、極端にしても、これに似たケースには、良く遭遇します。上手くなるためには、あれもこれも欲張らず、ひとつずつ解決していく考えを持っていて欲しいなぁと思います。