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    ベアグラウンドの考え方

    ベアグラウンドの考え方

    配信日時:2012年1月19日 04時10分

    • レッスン
     芝の生えていないところをベアグラウンドといいますが、この打ち方が非常に厄介ですよね。フルスイングするショットであれば、さほど難しくないのですが、アプローチになると、むちゃくちゃ難しいです。ベアグラウンドにもいろんな種類があって、ただ固い土だったり、ちょっと湿ってぬかるんでいる様なところだったり、バンカーじゃないのに、目土の砂がたくさんあるところだったりします。今日は、ベアグラウンドを状況別に考えてみたいと思います。

     まずは、ただのベアグラウンド。固い土の時の上にボールが止まってしまった時について。距離は10ヤードから60ヤードくらいのフルショットできない場合。この場合はSWかAWを使って普通にアプローチできます。地面が固いのでクラブが地面に当たって跳ね返りやすくなっていますが、逆に言えばダフる心配がありません。ボールだけ打つというよりは、ボールと同時に地面を叩く感じで打ち込んで行けばいいですね。

     地面が湿っているベアグラウンドは厄介ですね。ボールの手前にクラブが当たってしまうとベチョっと刺さって大ダフリになってしまいます。この時は、ボールを上げるのが難しいです。上げるのは諦めてください。バンカーのようなエクスプロージョンショットをしない限り、ボールは上がりません。なので、クラブはAW、SWよりもロフトが立っている8I、9I、PW、パターなどを選びましょう。ロフトが立てばたつほど、クラブフェースがボールに当たる面が増しますので、ミスをしなくなります。たとえば、パターで打てば大ダフリ、トップをすることが少なくなるでしょう。転がしてグリーンにアプローチを出来るルートを探し、ボールをクリーンに打っていきましょう。

     グリーン周りのベアグラウンドで、ボールとカップの間にラフなどの長い芝がない場合は、パターを使ってみるのはどうでしょう?グリーンの外からパターを使うのは初心者みたいで嫌だという方もいると思いますが、プロだって全英オープンなどの芝が薄くて、固い地面の時には50ヤードくらいでも平気でパターで打ってきます。ゴルフってボールを転がすスポーツだと思うんです。芝の抵抗でどれくらいボールの勢いが殺されるとかも考えて打っていけばいいと思います。だからまずは、パターを選ぶんです。次に、7Iや9IやPWというふうに選んでいったほうがいいと思います。

     ボールを上げるのは、最後の選択肢だと考えてください。ましてや、今日はベアグラウンドの話。ボールを上げるのはとても難しいです。プロでも難しいショットになります。ベアグラウンドでは、ショットよりもまずは、ライ、状況の見極めが大切です。この状況ならこの打ち方が一番良いと正しいジャッジをくだしてください。

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