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    日下部光隆 アプローチの練習法「ミート率を上げる打ち方」【動画リンク有】

    コースで絶対的な威力!日下部光隆のアプローチ練習法。アプローチに大事な事は距離感とミート率ですが、実は同じことで、ミート率が良くないと距離感は出にくいものです。ミート率を上げる打ち方のポイントは2つ。バックスイングは大きく、フォローは小さく振る事とアウトサイド・インの軌道。これをやる事でアマチュアでもプロのようなグリーンで止まるアプローチが打てるようになります。

    所属 ALBA TV
    アルバティービー / ALBA TV

    配信日時:2023年3月20日 08時29分

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    • 日下部光隆
    目次 / index
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    ミート率がアップする振り幅と軌道

    ミート率を上げる方法としては、まず振り幅を意識してみましょう。

    バックスイングの大きさが水平、フォローの大きさが水平。これを50:50の振り幅だとすると、これだとスクエアになってしまいます。

    ですから、振り幅としてはバックスイングを少し大きめにして、フォローを少し小さめにします。これはアウトサイドインになりやすいです。

    あともう一つは、軌道です。

    たとえばアライメントスティックがあるとすると、クラブがインに上がって、インパクトして、インに抜けていく。これがスクエアな軌道です。もしくは少しヘッドを目標方向に放り出すような形で、カメラから見るとフィニッシュでもヘッドが見えてる状態だと思うんですけども、この状態がスクエアに近い軌道なんですね。

    これをやってしまうと、アマチュアの多くはバックスイングが小さくなって、フォロースルーで手をこねて手が返ってしまう状態になってしまう。つまりアッパーな軌道になってしまうんですね。

    これではミート率が上がってきません。

    私が推奨する方法としては、バックスイングではアライメントスティックよりもややアウトに上げる。

    そのときに注意してほしいのは、特にショットの上手い人に多い傾向なんですけども、アウトに上がったクラブがそこでループして、インから入ってきてしまうこと。それは気をつけてください。

    上がった軌道と同じ軌道でクラブが降りてきて、ボールをミートしたあと、後ろから見るとヘッドが体の中に消えていく。これが正しいアウトサイドインの軌道です。

    上げた先でループをすると、クラブはインサイドアウトになってしまいます。ループさせずに、アウトに上がったものがアウトから下りてくると、後ろから見たときにクラブは体の中に消えます。こういう軌道をすることによって、どんどんアウトサイドインがダウンブローに変わってきます。

    インサイドアウトのアッパー軌道とはどういうことかというと、要はロブショットなんですよね。フェースを開いて少し重心を下げて、バックスイングを小さくしてフォローを大きくする、こういう打ち方っていうのは。

    今回説明した簡単なアウトサイドインの軌道で、まずミート率を上げていく。それでアプローチしたら間違いなく向上が見られると思いますので、ぜひ試してみてください。

    ボール位置はどこ?

    ボール位置は、基本的には右に置きたくなってくるはずなんですよね。

    でも、例えばドローヒッターのボールの位置は右じゃないですか。フェードヒッターは左。なぜかというと、クラブが下りてくる軌道が、インサイドから下りてくる人は右、アウトサイドから下りてくる人は左なんです。

    ということは、私が推奨している今のアウトサイドの軌道では、ボールの位置はショットと同じ位置。アプローチにしてはかなり左の位置っていうのが正しいポジショニングになりますね。

    そのときに大事なことは、ボールをただ左において普段と同じ体重の配分になってしまうと、どうしても右肩が下がる状態になってしまいますから、そうではなくて左にあるボールに対して体重は左にかけてあげる。左体重のままでアウトサイドインに動くという軌道ですね。

    なので、背骨の角度はショットではやや右に傾きますが、アプローチではまっすぐ、もしくはあまりおすすめしないですけども、右に傾きやすい人は少し左に傾けるぐらいの意識で、左ウエイトになってあげる。
    左足8:右足2、もしくは左足9:右足1ぐらいの体重配分のイメージです。

    そして、打ち終わったあとは、左足10:右足0になってしまうっていうのが、私の推奨するアウトサイドインのダウンブローです。

    注意点は?

    一つ懸念されるのが、スピンは効いてるんですけどボールの飛び出しが低くなるので、球足が速くなること。低くなるというのはフェースに乗ってる状態ということなんですけど、そうすると打った瞬間の球足が速くなります。

    アプローチでトップの経験がすごくある人っていうのは、その速さに対して目がなかなか慣れてこないので、球の速さに目を慣らすということはすごく重要です。

    アプローチの下手な人は、正しい球の軌道が自然な放物線だとすると、上に向かって投げたボールが落ちてくるような山なりなんですよね。

    そういうふうにふわっと山なりにいくということは、インパクトでロフトをつけているということなので、アッパー軌道になりやすいです。

    バンカーショットのようにダウンブローにクラブを入れるためにも、ボールというのは下に下に飛んでいくものなんだっていうイメージを持つこと。それによって距離感やフェースに乗ってる感覚が養えると思います。

    「フェースにボールが乗る」とは?

    「フェースに乗ってる」とは、自分が一番距離感の出る高さにボールが飛んだ状態です。

    乗ってない状態っていうのは、ボールが沈んだラフから打ったとき、球がポンと上がりますよね、その状態です。

    これはたとえば、フェースに芝が挟まってたり湿ってたり、逆目のアプローチでも起こりやすいです。

    フェースにボールが乗っていない=スピンがかかっていない?

    フェースにボールが乗らないと、スピンはかかりません。

    ツアープロが「ぽっこんボール」というんですけども、それになると距離感が一番出づらいです。

    アウトサイドインの軌道はやはり、上級者とかプロゴルファーがやってる「低くて止まるボール」、スリーバウンド目でピタッと止まるようなボールを打ちやすい軌道です。

    詳細の練習法は動画をご覧ください。

    ■日下部光隆(くさかべ・みつたか)。1997年カシオオープンなどツアー3勝。現在はシニアツアーに参戦。WASS GOLF STUDIOで行うレッスンは多くのアマチュアに支持されている。

    本記事のレッスン動画はこちら

    日下部光隆 レッスン動画

    話数 吉田洋一郎 100を切る~3段階レベル別上達法~
    #1ショートゲームの練習で大事な事
    #2ミート率を上げる打ち方 ←本記事の動画はコチラ
    #3距離感をつかむ練習法
    #4アプローチとフェースローテーション
    #5右手のコネがなくなる練習法
    #6正しい軌道で打つ練習法
    #7飛距離を出す打ち方
    #8ロブショットの距離感
    #9ショートゲームのギア選び

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