3年連続で複数回優勝記録し、国内女子ツアー通算7勝を挙げている岩井千怜。今年から双子の姉・明愛と共に米国女子ツアーを主戦場とし、2月6日に開幕する「ファウンダーズカップ」にエントリーしている。そんな千怜のスイングを臼井麗香のコーチを務める柳橋章徳氏に解説してもらおう。
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岩井千怜選手は、双子の姉・明愛選手と少し違うスイングですね。明愛選手が右サイドを意識したドローヒッターのスイングでしたが、千怜選手は左のスペースを意識したフェーダーっぽいスイングをしています。
ダウンスイングでの骨盤が比較的高めで、クラブをそこまでアッパーに入れていないようにしていますね。フォローの高さも低い。左に振り抜いているなという感じがします。
また、フェースの使い方も千怜選手と明愛選手は違います。明愛選手はヒジ下でさばいて、フェース開閉が大きいタイプでした。千怜選手は、シャットフェースでテークバックして、インパクト付近でもアームローテーションが少ないのが特徴的ですね。
今年から参戦する米国女子ツアーでの活躍も楽しみです。
■岩井千怜
いわい・ちさと/ 2002年生まれ、埼玉県出身。3年連続で複数回優勝を記録してツアー通算7勝、生涯獲得賞金は3億円を突破。25年は姉妹で米ツアーに参戦する。Honda所属。
■柳橋章徳
やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。強豪・中央学院大学ゴルフ部ではレギュラーとして活躍。PGAティーチングプロA級の資格を取得し、男女のトッププロを指導。現在は臼井麗香のコーチを務める。
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