飛ばなくなったら手打ちがいい!? 75歳のプロは“あおぐ”動きを使って7番アイアンで145ヤード打つ
75歳になった今も7番アイアンで145ヤード打つ海老原清治は、「うちわで風を送るように右手首を動かすとヘッドが走る」と話す。
配信日時:2024年12月8日 22時35分
ゴルフのレッスンではしばしば「手先ではなく体の回転で振りましょう」という表現が使われる。しかしそれは、柔軟性とパワーがそれなりにある人の話。75歳になった今も7番アイアンで145ヤード打つ海老原清治は、「うちわで風を送るように右手首を動かすとヘッドが走る」と話す。
◇
これは私が昔から行っている打ち方ですが、柔軟性が落ちてきたら手首をやわらかく使うことを意識しましょう。右手首を手のヒラ側に折るように動かすと、飛距離が出ます。
イメージしてほしいのは、インパクトでシャフトを逆にしならせて打つ動き。シャフトが逆にしなることでヘッドが走り、飛距離が落ちません。手首の動きは、ノートやうちわを持って、風を送るように右手首をヒラ側に折る動作をするとよく分ります。私は右手のヒラがフェースとリンクしているイメージで振っていますね。
また、この動きをするためには、右足重心で打つことも大事です。左足体重になると、手元が先行して振り遅れやダフリにつながるからです。ボールを右側から見ながら右足重心で打てば、右手首がヒラ側に折れやすくなります。
■海老原清治
えびはら・せいじ/1949年生まれ、千葉県出身。我孫子ゴルフ倶楽部でキャディをしながらゴルフを覚える。国内ではレギュラーツアー1勝、シニアツアー2勝。2002年には欧州シニアツアーの賞金王に輝いた。20年に日本プロゴルフ殿堂入り。我孫子GC所属。
◇ ◇ ◇
●「昔は右手をウィークで握ってオープンスタンスで飛ばしていた」という芹澤信雄。関連記事の【「体が硬くなってもインから下ろせる」 65歳・芹澤信雄はクローズスタンス&フックグリップで250y飛ばす!】ではドライバーで飛ばす秘訣を語っている。