上田桃子が不調になると繰り返す「スライド&ターン」の動きとは?
不調の原因は、切り返しにあることが多いと話す上田桃子。昨オフに繰り返し取り組んだという「スライド&ターン」の動きを教えてもらった。
配信日時:2023年9月8日 05時11分
ヘッドの芯に当たらない、左右に曲がるといったようにショットの調子が悪くなるときは、軸が右に傾いて手元が浮き、フェースが開いていることが多いんです。だから切り返し後は、軸を保ったまま下半身からの切り返しを意識します。左足の踏み込みと連動して手元を真下に下ろすのが理想ですね。
具体的には、切り返し後、いきなり左腰を回転させないように意識しています。いきなり回すと、左腰が引けて上体から打ちにいってしまう。切り返し後に体を左の壁にぶつけるようなイメージで、少しスライドさせてから左腰を回すのが正解です。そうすると、上体を真っすぐに保って下半身から切り返せるので、インからクラブが下りてきます。
その際に意識しているのが、左サイドの筋肉です。左背中、左お尻、左モモ裏を使ってクラブを振り下ろすと、軸を保つことができるため、手元がストンと下りてボールがつかまりますよ。
上田桃子
うえだ・ももこ/ 1986年生まれ、熊本県出身。ツアー通算17勝を誇るベテラン。2007年に賞金女王に輝く。今季は自身初のメジャー優勝が目標。開幕戦は2位タイに。ZOZO所属