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ジャンボ尾崎の劇的チップインの数々は「“令和のアプローチ”をしていた」から生まれた!?【ジャンボ軍団解説】

ジャンボ尾崎の劇的チップインの数々は「“令和のアプローチ”をしていた」から生まれた!?【ジャンボ軍団解説】

世界中のツアー通算113勝(うち日本ツアー94勝)、賞金王12回、年間最多8勝など一時代を築くとともに、日本ゴルフをけん引した不世出の天才ゴルファー・ジャンボ尾崎。ジャンボは、トップ女子プロの西郷真央や原英莉花、佐久間朱莉らの師匠でもある。令和の今でも色褪せないジャンボのショートゲームのテクニックを、ジャンボ軍団の一員として90年代のレギュラーツアーでともに活躍した東聡に解説してもらった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月24日 15時45分

世界中のツアー通算113勝(うち日本ツアー94勝)、賞金王12回、年間最多8勝など一時代を築くとともに、日本ゴルフをけん引した不世出の天才ゴルファー・ジャンボ尾崎。ジャンボは、トップ女子プロの西郷真央や原英莉花、佐久間朱莉らの師匠でもある。令和の今でも色褪せないジャンボのショートゲームのテクニックを、ジャンボ軍団の一員として90年代のレギュラーツアーでともに活躍した東聡に解説してもらった。

【連続写真】昭和の時代から“令和”な打ち方 ジャンボ尾崎の秘蔵アプローチ写真大公開

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今思うと、ジャンボさんは昭和の時代から“令和のアプローチ”をしていたと思います。

80・90年代のプロはフェースを開いて閉じるアプローチが主流でした。フェースの開閉を使うと上手く打てたときはスピンが効きますが、ミスしたときのリスクが大きかった。

ジャンボさんは当時から違うアプローチをしていました。バックスイングでフェースを開くタイプは右手が下になりますが、ジャンボさんは左手の小指を下に向けたままにして、フェースを開いて上げず、絶対にインサイドに引きません。いわゆるシャットフェースでした。

最近はシャットに打つ選手も増えましたが、当時はジャンボさんくらいでした。フェースがスクエアに長く向くから方向性がズレにくく、シャットに振ることでインパクトでの緩みもありません。ジャンボさんはややオープン気味に構えるので体に対してインサイド・アウト軌道ですが、目標に対してはストレート軌道。バックスイングでもフォローでも、ヘッドが目標に対して常に真っすぐ動いていました。だからカップに向かって強く、正確なアプローチが打てていたんです。ぜひ、真似してみてください。

■尾崎将司
おざき・まさし/ 1947年生まれ、徳島県出身。5年連続を含む計12度の賞金王に輝き、前人未到の通算100勝を達成。ジャンボの愛称で親しまれる。現在は西郷真央、原英莉花らを指導。

■東 聡
ひがし・さとし/ 1961年生まれ、東京都出身。1983年に同期の金子柱憲とともにジャンボ軍団に入り、レギュラーツアーで7勝。シニアツアーでも2勝を挙げている。

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