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飛ばしたい気持ちがスライスを誘発! 山内日菜子のつかまったドローは「小さく上げて大きく振る」

飛ばしたい気持ちがスライスを誘発! 山内日菜子のつかまったドローは「小さく上げて大きく振る」

ドライバーは1ヤードでも遠くに飛ばしたいから、トップで大きく振りかぶりがち。これがスライスの原因かもしれない。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年1月23日 18時39分

山内日菜子のスライスレッスンとは
山内日菜子のスライスレッスンとは (撮影:佐々木啓)
飛ばそうとしてオーバースイングになると、手元が体から外れてインパクトで合わせるスイングに。前傾角度も起き上がりやすい
トップをコンパクトに収めることで、手元が体の正面から外れにくくなる
右肩がアゴに当たるまで、顔を上げないように気をつけると、前傾角度をキープできる
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飛ばそうとしてオーバースイングになると、手元が体から外れてインパクトで合わせるスイングに。前傾角度も起き上がりやすい (撮影:佐々木啓)

ドライバーは1ヤードでも遠くに飛ばしたいから、トップで大きく振りかぶりがち。でも、「これがスライスの原因」というのは、昨年、地元の宮崎で行われた「アクサレディス」でツアー初優勝を挙げた山内日菜子だ。

「トップで大きく上げてオーバースイングになると、どうしてもインパクトでは合わせるスイングになりヘッドが減速。ボールがつかまりません。たとえボールが真っすぐ飛んでも、前傾が崩れて伸び上がってしまうため飛距離が出ないんです」
 
だからボールをつかまえるには逆の発想が必要となる。「小さく上げて大きく振ることが大切です。トップは胸の高さでOK。それくらいの意識でもバックスイングでは勢いがついているため思ったよりもトップは高い位置に上がります。そして、フィニッシュではシャフトが背中や首にポンと当たるまで振り切りましょう。体が硬い人でも、その意識を持つことが大切です」。フォローを大きくすることでヘッドスピードアップも期待できる。

左足カカト線上にボールを置くと、手元が体の正面から外れ、肩のラインも開きやすくなる
スタンスのセンターを基準に、少し左足寄りにボールを置くと、手元が体の正面に来て、スイング中も同調しやすくなる
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左足カカト線上にボールを置くと、手元が体の正面から外れ、肩のラインも開きやすくなる (撮影:佐々木啓)

そんな山内だが、実は3年前にフェードからドローに持ち球を変えた。「ティショットがつかまりきらずに右のバンカーに入るミスが少なくなりました」と、その成果を感じている。ドローを打つときに気をつけているのがボール位置だ。
 
「ドライバーのセオリーは『左足カカト線上』ですが、この位置で構えると、手元が目標方向に外れやすくなるんです。バックスイングでもう腕と体がバラバラになり、手打ちのスイングにつながってしまう。また、ボールが外にあると肩のラインが開き、カット軌道のスライスにもなりやすいのです」
 
山内のドライバーのボール位置は『左足カカト線上』よりもかなり内側。センターよりも少し左足寄りに置いている。「ボール位置の起点をスタンスの真ん中にすることで、手元が体の正面に収まり、肩のラインもスクエアにキープしやすくなります。ボール位置を工夫するだけでもスライスが出にくくなります」と教えてくれた。ドライバーのアドレスがどうもしっくりこないと感じているゴルファーには、試す価値がありそうだ。

■山内日菜子
やまうち・ひなこ / 1996年生まれ。宮崎出身。2016年のプロテスト合格すると、翌17年のステップ・アップ・ツアー「ハナサカレディースヤンマー」でプロ初勝利。23年に地元・宮崎で開催された「アクサレディス」でレギュラーツアー初勝利。初シードを獲得した。

山内日菜子のドロースイング
山内日菜子のドロースイング
山内日菜子のドロースイング
山内日菜子のドロースイング
山内日菜子のドロースイング
山内日菜子のドロースイング
山内日菜子のドロースイング
山内日菜子のドロースイング
山内日菜子のドロースイング
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山内日菜子のドロースイング (撮影:佐々木啓)

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