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カットスライスとおさらば! 300ヤード女子はセットアップを工夫して『インサイド・アウト』に振っていた

カットスライスとおさらば! 300ヤード女子はセットアップを工夫して『インサイド・アウト』に振っていた

2022年ドラコン大会の世界チャンピオン・大和田紗羅。身長163センチながら公式記録342ヤードを保持している。本当に300ヤード飛ぶのか、ガーミンの最新弾道測定器「アプローチR50」を使って検証すると、トータル305.4ヤードをマーク。そんな大和田から飛ばしの秘訣を教えてもらった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月5日 23時15分

大和田はアッパーブローで打つためにボールの10センチ手前にヘッドを置くセットアップにしていた
大和田はアッパーブローで打つためにボールの10センチ手前にヘッドを置くセットアップにしていた

2022年ドラコン大会の世界チャンピオン・大和田紗羅。身長163センチながら公式記録342ヤードを保持している。本当に300ヤード飛ぶのか、ガーミンの最新弾道測定器「アプローチR50」を使って検証すると、トータル305.4ヤードをマーク。そんな大和田から飛ばしの秘訣を教えてもらった。

【連続写真】飛距離が変わるセットアップに注目! 300ヤード女子のぶっ飛びスイング

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アマチュアの方は、適正なスピン量で打てず、飛距離をロスしていると思います。バックスピン量はヘッドの軌道で大きく変わります。バックスピン量が多いタイプは、アウトサイド・インのカット軌道で上から打ち込んでしまっている。スライサーはほぼ100%この軌道です。適正なスピン量で打ち出し角を高くするためにはアッパー軌道にすることが必要です。

軌道を変えるために大切なのが、アドレス時のヘッドを置く位置です。多くのアマチュアがボールの真横にセットしていますが、これだと最下点がボールになりやすく、上から打ち込むカット軌道になりがち。アッパー軌道で打つなら、アドレスでボールより10センチ手前にヘッドをセットしましょう。そこから始動して、ヘッドの最下点がアドレス時と同じ位置に来れば、緩やかなアッパー軌道でインパクトできます。

また、アドレス時に体を右に傾けて、斜め軸を作るのもポイント。この軸をキープしたままスイングできれば、最下点はボールより手前になりやすいですし、インサイド・アウト軌道で振りやすくなるはずです。

■大和田紗羅
おおわだ・さら/1994年生まれ、福島県出身。身長163センチ。2022年のPLDA女子ドラコン世界選手権で優勝。最高飛距離は342ヤード。LPGAティーチングプロA級の資格を取得してレッスンも行っている。

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